デジタル一眼レフカメラについては、これまでEOS Kiss X2を1台のみでやってきたが、直焦点撮影をするようになってからはカメラレンズによる星野撮影用のカメラが無い状態が続いていた。しかし貴重な晴れ間に恵まれたときには、直焦と同時に星野も撮影したい。
そこで今回、デジタル一眼をもう一台購入することにした。最初はKiss X4にしようと思っていたが、A(2)さんのX4を借りてダーク画像を撮ってみると、低レベルではあるが赤くべったり広がるノイズが気になった。しかし明るい輝点ノイズは明らかにX2の方が多い。高感度での星景ならX4のほうが向いていそうだし、しばらく色々迷っていたが、X2の新品が市場から無くなりつつあり、通販でかなり安くなっていたので、とりあえずX2の方を確保することにした。
なお、ノイズについては更に旧機種の方が良いらしいが、さすがに程度の良い中古に当たるかどうか分からないし、ライブビューの便利さはやはり捨てがたい。やはりX2が妥協点だろう。
さて、X2が2台になったので、もう一度、ダーク画像の撮影を行って比較した。
条件は下記の通り
・10分露出を2コマ連続撮影して、2コマ目を採用
・撮影時気温 : 22℃
・感度設定 : ISO800
・長時間ノイズ低減OFF
・DPPで現像する。
・ホワイトバランス:太陽光
・ピクチャースタイル 忠実設定
・「リニア」のチェックON
・シャープ 0
・輝度ノイズ緩和 0
・色ノイズ緩和 0
・16bit TIFFで保存
・ステライメージで演算:乗算10倍
なお、既存のX2をX2(a)、新しいX2をX2(b)とする。
まず、ノートリミングで全体を450×300にバイキュービックで縮小した。
同じX2でも新しい方のノイズが若干多めな感じがする。個体差なのだろう。
X4は元が高画素な為、同じサイズに縮小すると全体的に粒が小さく、明るいノイズも少なくてX2よりも良い印象を受ける(ここで、やはりX4の方が良かったかも、とちょっと思う)。
次にピクセル等倍切りだし。
両X2の違いはよく分からなくなった。
X4のノイズは全体的にX2より暗いが、赤く暗いノイズの占める面積が多い。
結局よくわからなくなったが、これまでも非冷却X2で何とかやってきたので、しばらくはこの2台を使っていくことにする。
それから、2台のX2のうち片方は天文用フィルタ交換改造に出す予定。
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