昨夜は曇りがちとの予報だったが、この年末年始の新月期の天気はあまり良くないらしいので、とりあえず多可町まで出かける事にした。メンバーは私とりんしゃんさんのみ。
ところが現地に着くと予想外の快晴。とりあえずスカイメモRを出して標準ズーム(タムロンA16)で星野写真の撮影を開始した。到着時に快晴でも、機材の準備をしていよいよ撮影となったときに曇ってしまって、結局何も撮れずガッカリ・・・、という悲しい事態を避けるため、現在はとりあえず手軽なスカイメモRを先に出し、カメラレンズで撮影しながら直焦機材のセッティングを行うというパターンにしている。
なお、今回も画像は全てJPEG出力の1コマのみを25%に縮小、画質調整とノイズ低減のみとしている。
ダーク、フラット補正も無し。
(どうも最近は、撮影後すぐに本格的に処理するパワーが出てこない)。
星野写真共通データ
- Kiss X2(無改造)
- タムロンA16(17-50mm F2.8) -> 17mm F3.5
- ISO800 / 180sec
砥峰の空に慣れていると、この場所の空の明るさが気になる。
SQM-L測定値は20.8程度と比較的良好ではあるが、やはり山の上に比べると良くない。
なお、戦う両者のイメージはこちら(↓)。
(星図は株式会社アストロアーツのステラナビゲータを使用しました)。
一方、直焦点撮影の方も機材を組み上げ、撮影を開始した。
今回は新規導入機材として、William Optics社のFLT98CFの純正レデューサーである「AFR-IV Adjustable Flattener / 0.8x Reducer」を持ってきていたので、そのテストも兼ねていた。
月の出が1:40なのであまり時間が無く、撮影対象はNGC2264(クリスマスツリー星団)&ハッブルの変光星雲のみに絞った。10分露出で16枚ぐらいは撮影したかったが、途中で薄雲がかかってきたため、12枚程度で終了して撤収した。
- William Optics FLT 98 Triplet APO (D=98mm f=618mm)
- Flattner 4
- Canon EOS Kiss X2(IDAS改造) / ISO800
- 600sec. 1コマのみJEPG出力
- ケンコーSE2赤道儀
- miniBORG60EDガイド鏡/iAG & USB-IOリレーボックス
- ステライメージ6,Photoshop Elements8による処理
- 4×4 ソフトビニング
さすがに、JPEG1枚からの処理(ダークもフラットも無し)ではどうしようもない。
後日、RAWから12コマコンポジットしてちゃんと処理したい。
しかし、背景のカブリが砥峰より多いのがよく分かる。フラット補正とコンポジットでどのぐらい改善出来るだろうか。
平地で淡い星雲の撮影は選択ミスだったかもしれない。
#余談
クリスマスツリー星団を撮影していると・・・。
偶然、流星が写り込んだ?
次のコマで。
人工天体だったようです。しかも星団串刺し。
10分露出2コマが失われた・・・。
(SI6の「範囲外の値を除外」で救済出来る?)
その後、気を取り直して撮影続行しようとした矢先、薄雲が襲来し、残念なから撤収。
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