M97(ふくろう星雲)とM108

M97(ふくろう星雲)とM108
おおぐま座の惑星状星雲M97(ふくろう星雲・光度11.2等・視直径3.2’)と系外銀河M108(光度10.1等・視直径8.3’)
  • 【環境】2011/2/6 2:43 – /兵庫県多可町/気温 -4℃/光害レベル:SQM-L測定値=21.2
  • 【光学系】FLT98CF + フラットナーレデューサー4(約490mm F5)
  • 【カメラ】EOS Kiss X2(IDAS改造)
  • 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/ケンコーD=63mm f=540mmガイド鏡/ガイドカメラ NexImage/USB-IO
  • 【ソフトウェア】】<オートガイド>iAG<撮影>iAG<処理>(下記の通り)
  • 【撮影法】ISO800, 600sec. x 8
  • 【処理法】:
    • ステライメージ6,Photoshop Elements8による処理
    • 2×2ソフトビニング後、800×800にトリミング

2月5日の夜に多可町で撮影した、おおぐま座のM97とM108の画像処理を行った。

M97は惑星状星雲で、丸い星雲内に黒い部分が2つ並んでいる様子がふくろうの顔に似ているということで「ふくろう星雲」とよばれている。M108は系外銀河である。

両者は共におおぐま座β星の近くにあって、今回用いた500mm強の焦点距離とAPS-Cサイズのカメラでは、同じ写野に収まる。

トリミング無しではこのようになる↓。

M97(ふくろう星雲)とM108/トリミングなし
M97(ふくろう星雲)とM108 /トリミングなし

以前、200mm望遠レンズで同じ領域を撮影したが焦点距離が短すぎた。しかし、おおぐま座近辺には暗くて小さい系外銀河が多くあり、短焦点ではそれらが米粒のようにたくさん写り込むので、それはそれで面白い。今回のトリミング後の画像でも、小さな銀河が2個ほど写っている。

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