我が家のベランダは南東向きなので、今シーズンに土星が観測出来るのは5月末頃が限度であったが、先日梅雨入りしてから雨天・曇天が続いており、おそらくこれで今回の土星シーズンは終了である(西側の空が見える場所では、まだまだ見頃が続く)。
キリがよいので、「土星のまとめ」を作成した。
今シーズンは2月ごろから撮影を開始したが、冬期はやはりシーイングが悪く、昨年夏の木星のような良好な画像は得にくかった。輪もまだあまり開いておらず、カッシーニの間隙も何とか写る程度であった。
輪の傾きは2009年の「消失」から徐々に開いているが、それも単調ではないようだ。今シーズンの観測結果から見ると、3月頃から5月頃にかけてはやや閉じる傾向にあったようだ。
また、土星は木星に比べて暗いので撮影には苦労した。FLT98CFに5倍のパワーメイトを介してNexImageを付けているが、1/20secでゲインを一杯に上げて何とか写る程度である。少しでも薄雲があったり透明度が悪いと見えなくなってしまう。もっと細部を写すためにこれ以上拡大するのも無理そうだ。
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