昨夜はかなり寒くなりそうだったが、晴れる可能性があるとのことで、りんしゃんさんと共に多可町まで行くことにした。
早い時間帯の方が晴れそうなので、薄明終了前に現地に到着し、機材を組み立てているうち、予想通り快晴となった。
ただ、多可町は町が近いため、19時頃の時間帯は光害がかなり強い。そのため淡い星雲の撮影はかなり苦しい。
そこでとりあえず、直焦点で明るい「二重星団(h・χ)」を撮影することにした。
(今回の画像は全てJPEG出力1コマのみを調整したもので、ちゃんとした処理は後日実施の予定)。
- FLT98CF + FF4
- kissX2(IDAS改)
- ISO800, 3000sec.
- JPEG出力1コマのみを縮小・調整
これまであまり真面目に撮影することがなかった二重星団。ちょっとガイドの精度が悪く、星像が膨らみ気味。
また、直焦点とは別にスカイメモを出し、標準ズームでカシオペア座付近の星野の撮影を開始した。
- EOS60Da
- タムロンA16 35mm F4.0
- ISO1600, 180sec.
- JPEG出力1コマのみを縮小・調整
やはり光害が酷く、強調処理をするとかなりの色ムラが発生する。後日の処理でどこまで改善できるか・・・。
20時を過ぎた頃、直焦点の方では「M52とバブル星雲」を撮影することにした。これは10月に大河内高原で撮影しようとして、雲のために断念していたもので、今回再チャレンジ。
- kissX2(IDAS改)
- FLT98CF + FF4
- ISO800, 600sec.
- JPEG出力1コマのみを縮小・調整
これもやはりJPEG出力では苦しい。光害のカブリもあるのでフラット補正が必須だと思う。
さて、今回はこのM52とバブル星雲をメイン対象にしていたが、どうもこの星雲とは相性が悪いようで、なかなかまともに撮影できなかった。
まず最初のほうで撮影した数コマで何故かガイド精度が悪く、星が大きく流れてしまった。上述の二重星団の時も若干流れていたが、バブル星雲ではかなり酷かった。機材は自宅でのテストではうまく行っていたが・・・。
原因は良くわからず、LodestarとiAGを再起動したところ、今度は良好な精度に復活した。どうも、iAGがLodestarから画像を取得するところで何らかの問題が有ったようだ。
ガイド問題が解決し、そこからちゃんと撮影できるかと思ったが、今度は雲が襲来。しばらく待っていたが晴れず、あきらめて撤収することにした。
しかし、先にスカイメモを片付けた時に再び快晴になった。直焦点機材はまだ残っていたので、再度バブル星雲の撮影をすることにした(スカイメモをもう一度出す元気は無し)。
ところが、曇っていたときにフラット&フラットダークを撮影した際に撮影鏡筒に付けていたレンズキャップを外すのを忘れ、延々とダークを撮影していた。
気が付いてキャップを外して撮影再開したが、今度はまた雲が断続的に通過。
このように全てがかみ合わず、ほとんどまともな画像が得られなかった。雲の通過も収まらなかったので、日付が変わった頃に撤収を開始した。
全て片付け終わる頃、空を見るとまた快晴・・・。
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