今朝、月齢28.4の細い月に水星が隠される「水星食」があった。
自宅のある加古川市では、潜入時はまだ地平線下にあって観測出来ず、出現のみ観測出来るとのこと。
そこで、出勤前に撮影すべく、前日夜からベランダに機材をセットしておいた。
6時過ぎ、細い月が昇ってくるのが確認出来たので、静止画像で撮影。この時点で既に水星は月に隠されている。
水星食の本撮影は、FLT98CF + フラットナーレデューサー4に、EOS 60Daを付けての動画撮影とした。
出現予想時刻は6時27分頃。動画撮影を3分前ぐらいに開始したが、空がどんどん明るくなり、地球照が確認出来なくなった。つまり、水星が出現する月の暗い側の縁が分からないということで、残念。
そして出現時刻、月の縁が見えないので、水星が突如として出現したように見えた。
下の画像は出現直後の様子。動画から抜きだした静止画像を調整した。
眼視では、42mm 8倍の双眼鏡を用いて、明るくなった空に、細い月の円弧と水星を確認することが出来た。
最近は、水星の西方最大離角、土星との大接近、今回の水星食、アイソン彗星など「早朝の低空イベント」が続いているが、いずれも天候に恵まれて観測することが出来た。今後はラブジョイ彗星(C/2013 R1)に注目していきたい。
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