- 【環境】2021/11/28 5:25 – 5:45 / 兵庫県明石市/気温3℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.1(月齢23の月明有り)
- 【光学系】R200SS + エクステンダーPH(1120mm F5.6)/ CometBPフィルター
- 【カメラ】ASI294MC Pro
- 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/オートガイドなし
- 【ソフトウェア】<撮影>APT3.90/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)
- 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン300・オフセット30・30sec x 40コマ(合計20分)
- 【処理法】
- ステライメージ9:ダーク・フラット補正、彗星核基準加算平均合成
- Pixinshight:DBE
- Photoshop:ノイズ低減、画質調整など
- 3×3ソフトビニング、トリミング有り
自宅のバルコニーは南西向きなので、北東の空、特に低空ははほとんど見えない。そのため、現在明け方の北東の空で明るくなりつつあるレナード彗星(C/2021 A1)は見えないと思っていたが、比較的高度が高い今のうちならひょっとしてギリギリ見えるのではないかと思い、今日の明け方、他の天体を撮影後に試してみた。
すると、薄明開始後だがなんとか写野に入れることが出来た。ただし撮影鏡筒であるR200SSの下部に付けているガイドスコープはまだ家のひさしに遮られており、オートガイドが出来ない状態となった。そこで、オートガイド無しで30秒の露出を連続して行い、後で彗星核基準で合成した。
近くのしし座には半月が輝いており、薄明も始まっているので撮影条件が悪く、尾の淡いところは背景に埋もれてしまった。
彗星は徐々に明るくなりつつ高度を下げるため、明け方の自宅撮影はおそらく今回が最初で最後の機会だと思う。また、12月中旬以降は夕方の西空に移るが、高度が低いため、光害地の自宅から捉えるのは難しい。
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