- 【環境】2023/2/3 21:34 – 23:27/兵庫県明石市/気温 5℃/光害レベル:SQM-L測定値=17.1(月齢13の月明あり)
- 【光学系】BORG71FL+レデューサー0.72xDGQ(288mm F4.1)/ Comet BPフィルター
- 【カメラ】ASI294MC Pro
- 【架台・ガイド】AZ-GTi赤道儀モード/ASIAIR Pro/SVBONY 30mm F4ガイド鏡/ASI120MM Mini
- 【ソフトウェア<撮影&ガイド>ASIAIRアプリ(Android)/ <処理>(下記の通り)
- 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン200・オフセット30/120sec x 56コマ(112分)
- 【処理法】
- 前処理(リニア):PixInsight – WBPP, ABE, DBE, 彗星核基準で加算平均(星消去)
- 後処理(ノンリニア):PixInsight・ステライメージ9・Photoshop
- 2×2ソフトウェアビニング・トリミング有り・星は21:34時点の位置で合成
2023/2/3の夜、光害地の自宅から撮影したZTF彗星(C/2023 E3)。
これまでのまとめはこちら。
ZTF彗星は昨年末から年明けにかけては明け方の東~北の空に見えており、1月後半は北の空で周極星になっていたが、2月に入ってからさらに西の方へ移動したので、日付が変わる前の北西の空で見やすくなってきた。
昨日は晴れてはいたものの、夕方から白っぽく霞んだ空で透明度は悪い感じで、さらに月齢13の大きな月が高い位置で輝いており、あまり期待できそうには無かった。
とりあえず撮影して2時間弱の露出分を合成したが、やはりイオンの尾は薄く、なんとか存在が分かる程度。ダストの尾は淡く広く広がっている。
2/5の夜(2/6の未明)が満月で、そこから徐々に夕空から月が離れていく。ZTF彗星がおうし座に入る2月10日頃からの、日没後~夜の早い時間の月の無いときがチャンスと思う。そのころには光度が6等ぐらいまで落ちているがイオンの尾が再びはっきりするのではないかと期待している。また火星やヒアデス星団との接近も広写野で捉えたい。
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