系外銀河 M100

系外銀河 M100
M100 (かみのけ座の系外銀河・光度9.4等・視直径7.5’x6.8’)
  • 【環境】
    • 2023/3/18 21:52 ~ 3/18 23:12 / 兵庫県明石市/気温 7℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.9
    • 2023/3/19 22:00 ~ 3/20 03:18 / 兵庫県明石市/気温 10℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.9
  • 【光学系】R200SS + エクステンダーPH(1120mm F5.6)/ Comet BPフィルター
  • 【カメラ】ASI294MC Pro
  • 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/ガイド鏡:ミニボーグ50+クローズアップレンズNo.2/ガイドカメラ:ASI178MM
  • 【ソフトウェア】<撮影>N.I.N.A 2.1/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)
  • 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン200・オフセット30・180sec x 97コマ(合計291分)/PHD2によるオートガイド・ディザリングあり
  • 【処理法】
    • 前処理(リニア):PixInsight: WBPP, ABE, DBE, PCC, BlurXTerminator, NoiseXTerminator
    • 後処理(ノンリニア):ステライメージ9・Photoshop
    • 67%に縮小・トリミング有り

光害地の自宅から撮影した、かみのけ座の系外銀河M100。今年3月に撮影していたものをやっと処理した。

渦巻きの形がはっきり分かるきれいなフェイスオン銀河。渦巻きの様子は先日超新星が発見されたM101に似ているが、それよりもかなり小型。距離は5900万光年。恐竜が絶滅したのが6600万年前といわれているので、その頃にM100から出た光を見ていることになる。宇宙のスケールに比べて光の速度はあまりにも遅く思える。

M100の位置は下図の通り。

M100 の位置
M100 の位置

星座としてはかみのけ座の中にあるが、近くのM98M99などと同じくおとめ座銀河団の一つとなっている。そのため、下の画像のようにもう少し広い範囲でトリミングすると、周囲を大小さまざまな銀河に囲まれていることがわかる。

M100の周辺
M100の周辺

銀河の番号入り下図(PixInsightのAnnotationを使用)。

M100の周辺(銀河番号入り)
M100の周辺(銀河番号入り)

ステラナビゲータによるとM100の左側のPGC40214が16.48等。右下のPGC40068が16.24等。おおむね16等級ぐらいまでは写るようだ。

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