M101「回転花火銀河」と超新星2023ixf

M101「回転花火銀河」と超新星2023ixf
M101「回転花火銀河」(おおぐま座の系外銀河・光度7.7等・視直径22’x21’)と超新星2023ixf
  • 【環境】2023/5/24 0:18 ~ 3:28 / 兵庫県明石市/気温 18℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.4
  • 【光学系】R200SS + エクステンダーPH(1120mm F5.6)/ Comet BPフィルター
  • 【カメラ】ASI294MC Pro
  • 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/ガイド鏡:ミニボーグ50+クローズアップレンズNo.2/ガイドカメラ:ASI178MM
  • 【ソフトウェア】<撮影>N.I.N.A 2.2/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)
  • 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン200・オフセット30・180sec x 61コマ(合計183分)/PHD2によるオートガイド・ディザリングあり
  • 【処理法】
    • 前処理(リニア):PixInsight: WBPP, ABE, DBE, PCC, BlurXTerminator, NoiseXTerminator
    • 後処理(ノンリニア):ステライメージ9・Photoshop
    • 67%に縮小・トリミング有り

超新星発見で世界的に有名な「山形県の板垣さん」が5月20日におおぐま座の系外銀河M101にて発見した超新星2023ixf。

https://www.wis-tns.org/object/2023ixf

昨夜(5/23の夜)は時折雲が流れてくる程度で快晴になったので、光害地の自宅から撮影した。M101は赤緯が約+54°と比較的高緯度なため、南西向きの自宅バルコニーから見える季節・時間帯が限られており、現在はたまたま撮影できる期間で幸運だった。昨夜は0時過ぎ頃から撮影可能となり、薄明開始まで約3時間程度撮影出来た。M101の外側の腕の淡いところは背景の光害に埋もれて見えないが、中心部はしっかりと写った。

超新星2023ixfは上の画像で中心部から左下の腕の中ほどに写っている。青っぽく目立つのですぐにわかる。アノテートを入れた画像は下。

M101「回転花火銀河」と超新星2023ixf

中心から左下の腕の中にNGC5461というHII領域が赤っぽく写っており、そのすぐ下に青白く写っている恒星が超新星2023ixf。5月20日の発見時は14等級とのことだったが、この画像では周囲の恒星と比較すると12等級台ぐらいではないか。左の方に写っている「TYC3852-1069-1 (Tycho-2)」が12.45等だが、それと同じ程度に見える。

M101「回転花火銀河」の位置は、下図の通り、北斗七星の柄の先の星(アルカイド)の北西。アルカイドを挟んだ反対側には有名なM51「子持ち銀河」がある。

M101(回転花火銀河)の位置。

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