球状星団 NGC6229

球状星団NGC6229
NGC6229 (ヘルクレス座の球状星団・光度9.4等・視直径4.5’)
  • 【環境】2023/6/17 2:39 ~ 3:31 / 兵庫県明石市/気温 24℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.3
  • 【光学系】R200SS + エクステンダーPH(1120mm F5.6)/ Comet BPフィルター
  • 【カメラ】ASI294MC Pro
  • 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/ガイド鏡:ミニボーグ50+クローズアップレンズNo.2/ガイドカメラ:ASI178MM
  • 【ソフトウェア】<撮影>N.I.N.A 2.2/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)
  • 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン200・オフセット30・120sec x 26コマ(合計52分)/PHD2によるオートガイド・ディザリングあり
  • 【処理法】
  • 前処理(リニア):PixInsight: WBPP, ABE, DBE, PCC, BlurXTerminator, NoiseXTerminator
  • 後処理(ノンリニア):ステライメージ9・Photoshop
  • ピクセル等倍・トリミング有り

ヘルクレス座の球状星団NGC6229。視直径が4.5分角程度ととても小さい。場所は下の星図の通り。

球状星団NGC6229の位置
球状星団NGC6229の位置

ステラナビゲータによると視直径は1.5’となっているが、どう見てもM92の半分ぐらいはある。Wikiでは4.5’となっていたのでそちらを採用した。ステラナビゲータのデータが間違っているのかも。ただ、球状星団の直径というのは一体どの部分を境界としているのか、よく分からないところがある。

ヘルクレス座といえば、大型の球状星団M13が有名。M13は光度5.8等・視直径33分角程度なので、NGC6229はM13の7分の1の大きさでしかない。

春から夏ごろの季節、ヘルクレス座が高く昇ってくると、ついついM13に注目しまう。確かに大きくて双眼鏡でも見えるし、撮影しても迫力がある。ただ、いつもM13ばかりでは面白くないので、今回はあえてM13近くのM92を撮影していたのだが、その撮影後に明け方まで少し時間があったので、更に小さなNGC6229を狙ってみた。撮影できたのは52分だけだったが、小さいながらも球状星団らしい姿を捉えることが出来た。

最近は系外銀河ばかり撮影していたので、球状星団を撮影するのは久しぶりに思う。夏は気流も安定している日が多く、夜が短いので、長焦点距離で短い露出で済む球状星団の撮影に適しているかもしれない。今回もf=1800mmのミューロン180C+レデューサーを使えばよかった。

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