- 2024/3/9 19:06-19:10 明石市 SQM-L測定値=(低空の為未測定)
- PENTAX KP / XRリケノン 135mm F2.8 -> F4.0
- ISO800, 10sec. x 20コマ(アストロトレーサー使用)・加算平均合成
- DxO PureRAW2でノイズ低減、Lightroomで現像、ステライメージで加算平均合成
- PixInsight, ステライメージ、Photoshopで調整
- ピクセル等倍で彗星付近を切り出し
現在、夕方の北西の低空で光度を上げつつある12P/ポンス・ブルックス彗星を、光害地の自宅から一眼レフによる固定撮影で撮影した。前回の撮影が昨年(2023年)の12/8だったので、約3か月ぶりとなる。
撮影時の高度が19°程度と低く、バルコニー設置の赤道儀ではとらえられない場所なので、一眼レフカメラ(Pentax KP)に135mmレンズを付け、アストロトレーサー併用の固定撮影で10秒×20コマ撮影して合成した。
自宅は市街地で、特に西方面は駅の方向で明るい照明が多く、低空は光害の中に埋もれている。SQM-Lでの測定は照明が直接入るので正確に出来ないが、16は下回っていると思う。カメラレンズ用の対光害フィルターは無いのでノーフィルター撮影となったが、ISO800・F4・10秒でも酷いカブリとなった。20コマ合成後、手持ちのあらゆる手段でノイズ低減と彗星像のあぶり出しを行い、背景の荒れをある程度許容して処理すると、なんとなく尾のようなものが浮かび上がった。市街地の低空で、普通のカメラでの撮影ではこれが限界かと思う。
こんな時に、手軽に設置位置を変えられるSeestar S50があれば・・・と思ったが、ちょっど出遅れた感があるし、ZWOのことだからもうすぐ改良版か上位版が出そうな予感がして、今更購入に踏み切れない。
なお、4.2cm8倍双眼鏡での眼視も行ったが、全く見えなかった。6等級の天体が4cm双眼鏡で見えないのは、やはり酷い光害なのだろうと思う。
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