- 【環境】2024/5/4 20:05 ~ 5/5 1:40 / 兵庫県明石市/気温 20℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.7
- 【光学系】R200SS + エクステンダーPH(1120mm F5.6)/ Comet BPフィルター
- 【カメラ】ASI294MC Pro
- 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/ガイド鏡:ミニボーグ50+クローズアップレンズNo.2/ガイドカメラ:ASI178MM
- 【ソフトウェア】<撮影>N.I.N.A 3.0/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)
- 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン200・オフセット30・180sec x 108コマ(合計324分)/PHD2によるオートガイド・ディザリングあり
- 【処理法】
- 前処理(リニア):PixInsight: WBPP, ABE, DBE, PCC, BlurXTerminator, NoiseXTerminator
- 後処理(ノンリニア):ステライメージ9・Photoshop
- 67%に縮小・トリミングあり
光害地の自宅から撮影した、おとめ座の系外銀河M59・M60とその周辺の銀河。上の画像内に大きな楕円銀河が二つあるが、右がM59、左がM60。位置は下図の通り、デネボラの南東、スピカの北西になる。
この周辺は「おとめ座銀河団」の南東の領域になり、M59,M60以外にも多くの系外銀河が写っている。下の画像はトリミング無しの画像にアノテーションを入れたもの。
M59とM60は大きいがボヤっとした楕円銀河で、構造と呼べるものが無いため、それだけを撮影してもあまり面白みは無い。しかしM60(左)に隣接する渦巻き銀河NGC4647が良いアクセントになっている。
M60は「摂動する渦巻銀河に隣接する楕円銀河」として、特異銀河のカタログであるアープ・アトラスにArp116という番号で登録されている。
それから次に目立つのはM59とM60の間の下側にあるNGC4637とNGC4638のペア。
その他、多くのPGC銀河が写っている。
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