はくちょう座・チューリップ星雲、NGC6871付近

はくちょう座「チューリップ星雲」付近
はくちょう座「散光星雲・チューリップ星雲」、「散開星団・NGC6871」付近
  • 【環境】2024/11/11 19:30 – 21:51/兵庫県明石市/気温16℃/光害レベル:SQM-L測定値18.7(月齢10の月明あり)
  • 【光学系】BORG71FL+レデューサー0.72xDGQ(288mm F4.1)/ Comet BPフィルター
  • 【カメラ】ASI294MC Pro
  • 【架台・ガイド】AZ-GTi(赤道儀モード)/ASIAIR Pro/SVBONY 30mm F4ガイド鏡/ASI120MM Mini
  • 【ソフトウェア<撮影&ガイド>ASIAIRアプリ(Android)/ <処理>(下記の通り)
  • 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン200・オフセット30/120sec x 68コマ(136分)
  • 【処理法】
    • 前処理(リニア):PixInsight: WBPP, DBE, BlurXTerminator, NoiseXTerminator
    • 後処理(ノンリニア):ステライメージ9・Photoshop
    • 50%縮小・トリミング有り

光害地の自宅にて、はくちょう座の天の川の中にある散光星雲Sh2-101「チューリップ星雲」と、散開星団NGC6871付近を撮影した。今回の撮影場所は下図の通り。

AZ-GTiとBORG71FLによる撮影は久しぶり。BORG71FLは短焦点で広写野だが、光害地では背景のカブリと色むらの補正が厄介なので出番が少なくなりがち。今回は月齢10の月明もあり悪条件だったが、Comet BPを使うと予想以上に淡い散光星雲が写ってくれた。対光害効果がより強いQuad BPを使わなかったのは、この撮影前に紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)を撮影していたため。

チューリップ星雲は画像右半分の中で赤い星雲が最も濃くなったところ。確かにかなり開いた状態のチューリップの花に見える。散開星団NGC6871は画像左側で淡い散光星雲をバックに大粒の星がちりばめられた感じになっている。また散光星雲に黒い暗黒星雲が入り混じっている様子も良く写っている。

これがSQM18台の光害地と月明下で写るのは、機材(とくにフィルター)の進歩のおかげ。

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