きょしちょう座の球状星団NGC362(リコー・リモート)

球状星団 NGC362(きょしちょう座)
球状星団 NGC362(きょしちょう座・光度6.8等・視直径14’)
  • 【環境】2024/10/21 2:00 ~ 3:00(UTC +11:00) / オーストラリア サイディング・スプリング/気温 不明/光害レベル:不明(月齢17.9の月明あり)
  • 【光学系】RA501: Dall-Kirkham Astrograph D=510mm, f=2259mm (F4.4)
  • 【カメラ】FLI PL-09000
  • 【架台・ガイド】Planewave Ascension 200HR赤道儀:恒星時追尾・オートガイド無し
  • 【ソフトウェア】MaxIm DL Version 6.30
  • 【撮影法】センサー温度 -25℃
    • R:120sec. x 7コマ、 G:120sec. x 7コマ、B:120sec. x 6コマ、
  • 【処理法】
    • 前処理(リニア):
    • 画像キャリブレーション(ダーク・フラット補正)は撮影サービス側で実施。
    • PixInsight: DBE, PCC, BlurXTerminator, NoiseXTerminator, RGB合成
    • 後処理(ノンリニア):ステライメージ9・Photoshop
    • ピクセル等倍・トリミングあり

リコー天体撮影サービス(リモート)で撮影した、きょしちょう座の球状星団NGC362。

場所は下図の通り、小マゼラン雲の側になる。

NGC362の位置

度6.8等・視直径14’というのは、メシエ番号の付いた球状星団の並みクラスの明るさ・大きさで、特に大きくはない。すぐ近くには巨大な球状星団の「きょしちょう座47」があるが、これは視直径30’なので、その半分ぐらいしかない。球状星団としてはごく普通の天体ではあるが、日本からは見えないので、有料のリモートサービスを使ってでも撮影する価値はある。

今回の撮影時には月齢17.9というかなり明るめの月明があったが、ナローバンドではなくシンプルなRGB撮影とした。淡い星雲と違い、恒星が主体で明るめの球状星団なら、ある程度の月明があっても大丈夫と判断した。また総露出時間も40分と短めだが、問題なく写ってくれた。明るめの星団は、リモート撮影サービスの料金が安い月明時に、短時間でそれなりに写ってくれるので、安価な割に見栄えがするチョイ撮り対象として好適だと思う。

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