
- 【環境】2025/1/25 21:20 ~ 1/26 0:35 / 兵庫県明石市/気温 6℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.7
- 【光学系】R200SS + コレクターPH(760mm F3.8)/ IDAS DTDフィルター
- 【カメラ】ASI294MC Pro
- 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/ガイド鏡:ミニボーグ50+クローズアップレンズNo.2/ガイドカメラ:ASI178MM
- 【ソフトウェア】<撮影>N.I.N.A 3.1/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)
- 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン200・オフセット30・180sec x 60コマ(合計180分)/PHD2によるオートガイド・ディザリングあり
- 【処理法】
- 前処理(リニア):PixInsight: WBPP, ABE, DBE, PCC, BlurXTerminator, NoiseXTerminator
- 後処理(ノンリニア):ステライメージ9・Photoshop
- 50%縮小・トリミングあり
光害地の自宅から撮影したペルセウス座の散光星雲NGC1491(Sh2-206)。位置は下図の通り。

ビクセンR200SSのコレクターPHは筒先に取り付けられるフィルター径が52mmのため、手持ちの各種48mm径フィルターでは写野周辺部がケラレてしまう。そのため52mm径の対光害フィルターとしてIDAS DTDフィルターを購入した。このフィルターは赤外領域もある程度透過し、近赤外に感度を持つカメラと組み合わせると、系外銀河などの連続光天体のコントラストを高める。それについては前回の記事で確かめたが、Comet BPと大差ないように思えた。これは使用したカメラ(ASI294MC Pro)の赤外領域感度が低いためかもしれない。
今回は同じDTDフィルターでペルセウス座のHα領域であるNGC1491を撮影したが、背景のカブリがComet BPやQuad BPよりもやや悪く、星雲の淡い部分が背景に埋もれて出てこない。今回のようにほとんどHαだけの輝線星雲については、他の波長を透過するのは悪影響の方が大きい。今回のような場合はQuad BPフィルターを用いたほうが良さそうだ。
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