
- 【環境】2025/4/21 19:51 ~ 4/22 2:03 / 兵庫県明石市/気温 16℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.7
- 【光学系】R200SS + エクステンダーPH(1120mm F5.6)/ Comet BPフィルター
- 【カメラ】ASI294MC Pro
- 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/ガイド鏡:ミニボーグ50+クローズアップレンズNo.2/ガイドカメラ:ASI178MM
- 【ソフトウェア】<撮影>N.I.N.A 3.1/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)
- 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン200・オフセット30・180sec x 101コマ(合計303分)/PHD2によるオートガイド・ディザリングあり
- 【処理法】
- 前処理(リニア):PixInsight: WBPP, ABE, DBE, SPCC, BlurXTerminator, NoiseXTerminator
- 後処理(ノンリニア):ステライメージ10・Photoshop
- 50%縮小・トリミングあり
光害地の自宅から撮影した、おとめ座の系外銀河、NGC4535・NGC4526。
上のNGC4535はフェイスオンの渦巻銀河、下のNGC4526はレンズ状銀河。両方とも視直径(長径)は7分角程度、光度は約10等級と、そこそこの明るさと大きさがある。しかし光害地からの撮影のため、NGC4535(上)の外側の淡い腕は背景に埋もれてしまっている。合計で5時間分の露出をかけているが、それでも光害に埋もれた部分をあぶりだすのは難しいようだ。
位置は下図の通り、春の大三角の内側で、ややデネボラ寄りになる。

また、この二つの銀河以外にも、写野の中には小さな銀河がたくさん写っている。

NGC番号が付いているのは、画面中央・右端のNGC4518だけだが、それ以外のPGC番号が付いた銀河がかなりの数存在している。
そのNGC4518(光度 14.5等 長径 1.2’)は、下に位置するPGC41666(光度 15.2等 長径 0.7’)と相互干渉しているように見える。このPGC41666はNGC4518Bという番号も付いているようだ。

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