- 【環境】2023/1/17 4:35 – 6:03/兵庫県明石市/気温 4℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.8(月齢24.4の月明あり)
- 【光学系】BORG71FL+レデューサー0.72xDGQ(288mm F4.1)/ Comet BPフィルター
- 【カメラ】ASI294MC Pro
- 【架台・ガイド】AZ-GTi赤道儀モード/ASIAIR Pro/SVBONY 30mm F4ガイド鏡/ASI120MM Mini
- 【ソフトウェア<撮影&ガイド>ASIAIRアプリ(Android)/ <処理>(下記の通り)
- 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン200・オフセット30/180sec x 30コマ(90分)
- 【処理法】
- 前処理(リニア):PixInsight – WBPP, ABE, DBE, 彗星核基準で加算平均
- 後処理(ノンリニア):PixInsight・ステライメージ9・Photoshop
- 2×2ソフトビニング・トリミング有り
1月5日からしばらくZTF彗星(C/2022 E3)の撮影をしていなかったが、そろそろ月も細くなり天候も回復してきたので、バルコニーでの撮影を再開した。
1月初めごろはイオンの尾が背景の光害に埋もれて判別できるがどうかギリギリの状況だったが、今朝はかなりはっきり写った。透明度が良好で、雲の通過もなく90分の露光が出来たことも幸いしたと思う。一方ダストの尾は短く広く広がっている。
月齢24.4の月が東の空から昇りつつあったが大きな影響はなさそうだ(光害地のために元々背景の空が明るいので、細い月が出てもあまり変わらない)。
現在の光度はステラナビゲータによると6.4等となっている。昨年末ごろの予報値からは若干暗めになってきているようだ。しかしまだ6等級にもかかわらず、遠征しなくても光害地で彗星らしい長い尾が撮影できるのはうれしいところ。
現在の彗星の位置は下図の通り。
明け方の北東の空、ちょうどベガの上あたりに見える。
今後この彗星は北極星の方へ移動していくために、我が家のバルコニーから屋根越しに撮影するのもかなり苦しくなる。1月末から2月初めにかけては、どこかへ出かけた方が良いかもしれない。
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