
- 【環境】2025/5/4 22:13 ~ 5/5 2:30 / 兵庫県明石市/気温 18℃/光害レベル:SQM-L測定値=17.9(月齢7の月明あり)
- 【光学系】R200SS + エクステンダーPH(1120mm F5.6)/ IDAS DTDフィルター
- 【カメラ】ASI294MC Pro
- 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/ガイド鏡:ミニボーグ50+クローズアップレンズNo.2/ガイドカメラ:ASI178MM
- 【ソフトウェア】<撮影>N.I.N.A 3.1/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)
- 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン200・オフセット30・180sec x 81コマ(合計243分)/PHD2によるオートガイド・ディザリングあり
- 【処理法】
- 前処理(リニア):PixInsight: WBPP, ABE, DBE, SPCC, BlurXTerminator, NoiseXTerminator
- 後処理(ノンリニア):ステライメージ10・Photoshop
- 2×2ソフトビニング・トリミングあり
光害地の自宅から撮影した、りょうけん座の系外銀河NGC4244。
この銀河の視直径は長径で16.2分角で、これは満月の半分程度もあって、大きい銀河であることがわかる。Silver Needle Galaxy(銀の針銀河)とも呼ばれているように、細長く見えるエッジオン銀河。位置は下図の通り。

今回の撮影はR200SS + エクステンダーPHで、エクステンダーPHの筒先にIDAS DTDフィルターを付けて撮影してみたが、背景のムラが大きく、処理に苦労した。DTDフィルターはComet BPに似た特性で、結果も同じ感じになるかと思っていたが、光害地での背景ムラがやや目立つ傾向になる。ただ、これは撮影時の空の状態に左右されるのと、感覚的な判断にもなるので、確実なところではない。Comet BPはこれまで数多くの系外銀河を撮影してきて良い結果を得られている実績があるので、今後は引き続きComet BPを使おうかと思う。
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