2010年4月17日 砥峰高原の光害測定

4月17日に砥峰高原に遠征したときのSQM-Lによる光害測定結果をグラフにして、昨年11月21日の結果と並べてみた。

光害測定(砥峰高原)
光害測定(砥峰高原)

*0:39の南天は雲のため欠測。
*3:23の東天における値悪化は、薄雲のように明るい天の川の光のため?

11/21は時間が経過して明け方に近づくにつれて光害が少なくなっているのに対し、4/17は時間が経過してもあまり変わらない。ただし、全体的に4/17のほうが良い値となっている。

この結果については、かなり違和感を感じる。なぜなら、肉眼で見た空の状態は明らかに11/21の方が良かったからだ。11/21は冬の天の川が良く見える良い状態で、4/17は黄砂のせいか、かなりボヤッとしていて透明度が悪かったからだ。

これは多可町でも同じで、秋冬の澄んだ空での測定値と、春のかすんだ空での測定値があまりかわらず、戸惑った。ボヤッとかすんだ空で写真を撮るとカブるので、眼視での印象だけでなく背景は明るいはずだと思う。

しかし、ひょっとしたら背景の明るさはあまり変わらず、星(天体)の光が暗くなってS/N比が悪化しているだけかもしれない。このあたりの理屈や、SQM-Lが出す測定値の「クセ」などについては、今後継続して検証していきたい。また、デジカメ星空診断の実施時にはSQM-Lでも同時測定し、比較してみたい。

なお、砥峰は北天が良いということについては、眼視と測定結果は一致している。

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