2015/1/10 兵庫県多可町(C/2014 Q2 ラブジョイ彗星)

C-2014-Q2-Lovejoy
C/2014 Q2 ラブジョイ彗星(おうし座・光度4.1等)
  • 【環境】2015/1/10 21:10 – 21:53/兵庫県多可町/気温 -2℃/光害レベル:SQM-L測定値=20.8
  • 【光学系】EF200mm F2.8L USM II -> F4.0
  • 【カメラ】EOS 60Da
  • 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/笠井ガイドファインダー60/Lodestar Autoguider
  • 【ソフトウェア】<オートガイド>iAG<撮影>EOS Utility<処理>(下記の通り)
  • 【撮影法】ISO1600, 120sec x20コマ
  • 【処理法】:RStackerによるダーク減算・フラット補正、Lightroom 5.6による現像、ステライメージ7で、彗星核基準で位置合わせ・加算平均、ステライメージ、Photoshop CCで調整、4X4ソフトビニング後、トリミング

昨夜はラブジョイ彗星(C/2014 Q2)狙いで、多可町まで遠征した。月の出が21時50分頃なので、それまでの短時間勝負である。

薄明終了頃に現地に着くと、若干雲があるが概ね晴れ。おうし座付近を4cmの双眼鏡でざっと見ると、すぐに見つかった。また、双眼鏡で大体の位置を確認しておくと、次は肉眼でも見えるようになった。肉眼で見える彗星は久しぶりである(ホームズ彗星以来かも?)。

早速写真撮影をすべく赤道儀のセッティングを始め、いつものように「FLT98CF」を望遠鏡バッグから取り出そうとすると、なんと入っていたのは「SE120」だった。このSE120は眼視用望遠鏡なので、カメラアダプタやレデューサーもFLT98CFとひとまとめで家に置き去りである。

このSE120とFLT98CFは似たような望遠鏡バッグに入っているので間違ったらしい。旧居では違う場所に保管していたので間違わなかったが、引っ越し後、無造作に並べて置いていたのが間違いの元のようだ。肉眼級彗星を目の前にしての大チョンボである。

これはショックだったが、仕方が無いので、200mmカメラレンズで撮影することにした(開き直って、SE120での眼視オンリーも考えたが、やはり写真に残したい)。

撮影開始後には雲量が増えてきたが、22時前までに何とか2分×20コマを確保できた。

彗星核に比べて尾は淡い。双眼鏡では確認出来なかった。
尾の長さは結構伸びており、200mm + APS-Cではトリミングをしたものの、結果的にはそこそこ良かったようだ。FLT98CFでははみ出していたと思う。今なら300mm位が良さそうなので、ミニボーグ60EDをもって行けば良かった。できればもう一度撮影の機会がほしい。

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