2020/10/13の火星

昨夜の火星。

夕方からボヤッとした空で透明度が悪く、その割にシーイングも悪かったが、10/6の最接近以来一週間撮影できていなかったので、とりあえず撮影して処理した。

火星 2020/10/13 22:12 (JST)
火星 2020/10/13 22:12 (JST)

中央経度が14°弱ということで、子午線湾付近が見える。これはズームアイピース8mm(270倍)の眼視でも、ゆらゆら揺れる中ではっきり確認できた。一方、北半球はほとんど模様を確認できなかった。


それから、ずっと気になっていた火星の縁(リム)が二重になる件(リンギング)だが、天文ガイド2020年11月号の惑星画像撮影法特集(第4回)で詳しく説明されていた。これは回折現象によるもので、結局は仕方がないらしい。中央遮蔽があると目立ちやすく、また赤色で大きく発生するそうだ。RegistaxのDe-ringingでも極冠に悪影響があるとの記述もあったが、私の場合もそうだった。

画像処理で目立たなくする手法として、レイヤーを使って強調処理を弱めた画像と重ね、マスクで縁の部分だけ強調を弱める方法が紹介されていたので、今回はその方法で処理してみた。

たしかに目立たなくすることは出来るが、完全に消せるわけでもないし、とても面倒くさい。これは割り切ってそのままでも良いと思う。

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