2020/10/15の火星(衝の直後)

昨日(10/15)の夜、衝となった直後の火星を撮影した。正確には「日本時間で15日午前6時に衝」だったので、実質的には14日夜(15日未明)ということになる。そのためほぼ一日遅れとなったが、14日の夜は曇りだったので仕方ない。

火星 2020/10/15 21:44 (JST)
火星 2020/10/15 21:44 (JST)

夕方から急に寒くなって風が強めで、シーイングはあまり良くなかった。

画像処理では、相変わらず「リムの疑似模様(リング)」が派手に発生して目立つ(天文ガイド2020年11月号参照)。これは誤魔化すのも面倒なので、そのまま放置することにした。

眼視では、PENTAX XW 7mmアイピース(約310倍)で正面の子午線湾・メリディアニ高原が目立ってよく見えた。また、南半球のヘラス平原、北半球のアキダリア平原も確認できた。


アイピースはフリップミラーの直角側に付けているので、惑星像は北が上の裏像になり、火星図との対比が難しい。眼視がメインならば正立ミラーを購入するところだが、やはり撮影のほうがメインなので眼視環境にあまり投資できず、とりあえず裏像で妥協している。

なお、一応2インチの正立プリズムは所有しているが、300倍ぐらいの高倍率では普及品レベルのミラーのほうが(若干)良いという経験もある。

さすがに高精度ミラーはよく見えるが、それを使う場合、接眼部より後ろのフリップミラーによる撮影機材部分をまるごと差し替えないといけないため、重量バランスの再調整も発生する。そのため撮影・PCによる電視が中心の現在では全く使っていない。

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