- 【環境】2021/4/15 0:00 – 3:16 / 兵庫県明石市/気温8℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.9
- 【光学系】FLT98CF + フラットナーレデューサー4(約490mm F5)/Comet BPフィルター
- 【カメラ】ASI294MC Pro
- 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/D=50mm F4ガイド鏡/Lodestar Autoguider
- 【ソフトウェア】<撮影>APT3.84/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)
- 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン200・オフセット30・180sec x 60コマ/PHD2によるオートガイド・ディザリングあり
- 【処理法】
- PixInsight: WBPP、DBE、ABE、PCC
- Photoshop CC、ステライメージ9による調整
- 2×2ソフトビニング・トリミングあり
光害地の自宅で撮影した、りょうけん座の系外銀河NGC5005とNGC5033。NGC5033はNGC5005と重力的な干渉をしているそうだ。
この2つの銀河以外にも多くの小さな銀河が写っている。下はPixInsightでアノテートを入れた画像。
NGC番号が付いているのは4つのみだが、その他にPGC番号が付いた小さな銀河が思ったより多く写っていた。ステラナビゲータで確認すると、画面中央から少し左上寄りのPGC2087367が最も暗くて、18.5等級となっている。
それから、画面下端左寄りのPGC45927(13.66等)は、視直径が1.45′ x 0.98′ とPGC銀河にしては大きめ。PGC銀河はほとんど点のようにしか写らないが、これはある程度の広がりがわかる。
りょうけん座にはM51(子持ち銀河)、M63(ひまわり銀河)、NGC4631(クジラ銀河)、M106など、大きくて明るく個性的な銀河が多くあるため、今回のNGC5005とNGC5033はそれらの陰で目立たない。しかし(特にNGC5033の方は)焦点距離500mm程度でも渦巻構造がわかる大きさと明るさがある。下の画像は今回の画像の領域をステライメージで図示したもの。
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