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New KDS 63-540鏡筒の試写と眼視

先日購入した「New KDS 63-540」の鏡筒で、試写と眼視観測をしてみた(月齢は12.7)。まず、撮影と眼視共通で言えることだが、ピント合わせがヘリコイドなので調整範囲が狭く、接続する機材を変えるたび、ピントが合うように延長筒などの組み合わせを変えて調整しなければならない。一度組み合わせが分かってしまえば問題ないが、最初はかなり煩わしい。ただし、ヘリコイドは固さも丁度良く、ピント合わせ自体は行いやすい。鏡筒は付属の経緯台ではなくSE2赤道儀に載せ、カメラはEOS Kis...
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【機材】ケンコー New KDS 63-540

今、大幅値引き販売中で人気(?)の、ケンコー製屈折経緯台を購入してみた。・メーカーの製品紹介・アストロアーツの機材レポート製品の概要は上記のレポートを見て頂くと分かると思うが、定価は7万円以上、これまでの実売価格が5万円以上していたのが、なぜか1万円台で販売されている(ケンコー製品は、以前も5cmの双眼鏡が激安になったりしたこともある)。私としては、最初は買うつもりはなかった。しかし先日、大阪のヨドバシカメラに立ち寄ったついでに現物を触ってみたところ、予想以上のしっかりした作...
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EOS Utility 何とか復活

一昨日の夜に砥峰高原で撮影をしている時、パソコン(Windows7 64bit)がバッテリー消耗で強制的に休止状態になり、その後電源をつないで再立ち上げを行ったが、そのときから何故かEOS Utilityが起動しなくなってしまった。現場では復帰出来なかったため、撮影画像の順次パソコン転送とリモートライブビューはあきらめた。その後、帰宅してからEOS Utilityを再インストールしたが復活出来ず、また、.NET Framework の再インストールを試してみたがダメだった。次...
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EOS Kiss X2を買い増し

デジタル一眼レフカメラについては、これまでEOS Kiss X2を1台のみでやってきたが、直焦点撮影をするようになってからはカメラレンズによる星野撮影用のカメラが無い状態が続いていた。しかし貴重な晴れ間に恵まれたときには、直焦と同時に星野も撮影したい。そこで今回、デジタル一眼をもう一台購入することにした。最初はKiss X4にしようと思っていたが、A(2)さんのX4を借りてダーク画像を撮ってみると、低レベルではあるが赤くべったり広がるノイズが気になった。しかし明るい輝点ノイズ...
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Canon EOS Kiss X4のダーク画像(ダークノイズ)

これまで銀塩カメラで撮影していたA(2)さんが、先日EOS Kiss X4を購入したので、それを借りてダーク画像を撮影し、私のKiss X2と比較してみた。(カメラのノイズには個体差があり、またX2の方は購入後2年以上経過しているため、今回の結果は参考程度にして下さい)。比較方法は下記の通り。・10分露出を2コマ連続撮影して、2コマ目を採用・撮影時気温 : 23℃・感度設定  ・X2 800,1600  ・X4 800,1600,3200・長時間ノイズ低減OFF・DPPで現像...
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ミニボーグ60EDでの一般撮影

昨年夏にミニボーグ60EDを購入したが、購入直後に月や木星の試写をした後は、もっぱらガイド鏡として使用しており、眼視や撮影には用いていなかった。天体撮影に用いていない理由は、レデューサーを持っていないことと、遠征時に晴れた場合はFLT98CFによる撮影を優先させてきたためである。しかし、汎用性のあるミニボーグをガイド鏡だけに使うのはもったいないので、一般の撮影に使うとどうなのか、一度試してみる事にした。ボーグの公式サイトでは、最近特に野鳥撮影に力が入っているようだが、野鳥は全...
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市販のBahtinov Maskを買ってみた。

先日、「bahtinovマスクが日本国内で販売開始」という記事を書いたが、私は既にOHPフィルムで作ってしまったので、購入する必要はあまり無いかも、と思っていた。しかし以前に、「ケンドリック社製なので国際光器さんが扱ってくれたらいいのに・・・」とか書いたので、やはりここは一つぐらい買って試してみるべきだろう、ということで、「90mm~105mmクラス鏡筒用(BM6006)」を国際光器さんの通販で購入してみた。材質は塩化ビニール系の柔らかい素材だそうで、多少曲げられてもすぐに割...
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夜露防止ヒーターの電源をエネループで

スカイメモRを復活運用するために三脚をカメラ三脚にして設置を簡単にしたが、ここで夜露防止ヒーターの電源が問題として残った。昨年半ば頃までは、夜露防止に「エネループカイロ」を用いており、フードの長い望遠レンズではそこそこ使えていたが、フードの短い広角レンズでは湿度が高い日に夜露がついてしまう事があった。そこで、こちらのサイトから「夜露防止ヒーター」を購入し試用したところ、かなりの効果があり、広角レンズを天頂へ向けても全く夜露がつかなくなった。ただし、このヒータには12V電源が必...
機材

スカイメモR 復活計画

私は一昨年の夏にEOS Kiss X2を購入して約10年ぶりに天体写真撮影を再開したが、それから昨年末までの約1年半ほど、遠征にはスカイメモRを持ち出していた。これは1998年に購入したもので、購入当時は銀塩による星野写真撮影に用いていた。それが、今年に入ってから直焦点撮影機材を持ち出すようになったため、それに押し出される形で車から降ろしてしまった。一番の原因は、専用三脚&微動マウントの大きさである。スカイメモRと専用三脚&微動マウントこれはしっかりと安定していて極軸も合わせ...
光害地

SQM-Lによる光害測定値の検証

梅雨入りしてからこれまでほとんど晴れ間が無く、警報が出るような大雨が降ったりして、星を見る事が出来ない日がずっと続いている。最近は機材関係の更新もないし、天文活動はちょっと一休みという状態である。さて、SQM-Lを昨年秋に購入してから半年以上が経過したが、その間、季節によってどの程度の違いが出ているのか、お休みついでに比較してみた。まず砥峰高原だが、おおよそ0時近辺の天頂の値を比べてみた。グラフを見ると、秋冬(青色)と春(オレンジ色)であまり変わらず、おおよそ21等台前半の数...
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