機材

望遠レンズ

Ai Nikkor 105mm F2.5S

X-E2に付ける単焦点望遠レンズとしては、純正のXマウントには存在せず、私が所有するEFレンズは絞りが開放に固定され、絞り付きマウントアダプターはケラレの問題が有るし、レンズ前で口径を絞るのも失敗。というわけで、絞りリングのついた「Ai Nikkor 105mm F2.5S」を中古で入手した。このレンズは30年間基本設計が変わらず、解像度が高い銘レンズとのこと(詳しくはこちら)。中学生の頃、AE-1をお年玉貯金で買って以来のCanon派の私の手元にやってきた、人生初のニッコー...
機材

レンズ前面での絞りは失敗

先日、富士フイルムのミラーレスカメラ「X-E2」にキヤノンのEFレンズを付けて星野の撮影を試行した(バラ星雲、馬頭星雲付近)が、絞りが制御できず開放に固定されることで、周辺減光や恒星のにじみが気になった。やはり絞って使いたいので、まずは絞り機能付きのマウントアダプターの購入を考えたのだが、この種の絞り付きアダプターは周辺がケラレて減光する可能性が大きいようで、そうなると逆効果になるため、候補から外した。次に検討したのが、レンズの前面で口径を絞る方法。望遠鏡での太陽撮影時や、大...
星野

X-E2キットレンズでのオリオン座撮影

オリオン座【環境】2013/12/29 22:22 - 22:53/兵庫県多可町/気温 -6℃/光害レベル:SQM-L測定値=20.6【光学系】XF 18-55mmF2.8-4 R LM OIS -> 55mm F4開放【カメラ】FUJIFILM X-E2【架台・ガイド】ポラリエ/ノータッチ恒星時追尾【ソフトウェア】<処理>(下記の通り)【撮影法】ISO1600・180sec x21コマ【処理法】:RStackerによるダーク減算(フラット処理は無し)、Lightroom 5...
機材

X-E2とEOS 60Daの実写による比較

先日、FUJIFILM X-E2とCanon EOS 60Da、6Dのダークノイズ比較を行い、X-E2がかなりの低ノイズであることが分かった。しかし、実際の星や星雲の写り方などについては、やはり実写して見ないと分からない。そういうわけで、同じAPS-CであるX-E2と60Daを望遠鏡の直焦点で実写して比較することにした。共通データは下記の通り。気温:3℃撮影対象:オリオン大星雲(M42, M43)撮影鏡筒:William Optics FLT98CF + レデューサーフラット...
機材

富士フイルム ミラーレス一眼 X-E2のダークノイズ評価

今回、ミラーレス一眼の富士フイルムX-E2を導入した。 レンズは、レンズキットの「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」。ミラーレスカメラは、軽量で手軽、様々なレンズを付けて試せるなど面白い存在なので、以前から一台欲しいと思いつつも、なかなか買えずにいた。しかし先日の大河内高原への遠征で、HさんがポラリエにNEXを載せているのを見て、それが結構良い感じにまとまっていたので、背中を押された気がして購入した。そこで同じNEXでなくX-E2にしたのは、高感度耐性がが良さ...
標準・広角レンズ

【機材】タムロン SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD (Model A007)

先日、EOS 6Dを購入したときに、標準レンズとして同時購入した、「タムロン A007」。フルサイズ対応のF2.8通し標準ズームということで、フィルター径が82mmとなかなか大きい。そして、重量も825gとかなり重い。EOS 6Dはフルサイズ一眼レフとしては小型軽量だが、それを帳消しにするような大きさと重さである。しかし、普段撮りだけでなく星景・星野等の天文用途も考えると、やはりF4ズームよりもF2.8ズームの方が良い。選定に際しては、キヤノン純正の「EF24-70mm F2...
機材

EOS 6Dのダークノイズ評価(2)

昨日の「EOS 6Dのダークノイズ評価(1)」の続きとなる。昨日は、EOS6D, 60Da, Kiss X2の3機種で、露光レベルが同じの3通りの組み合わせ「ISO800・10分」、「ISO1600・5分」、「ISO3200・2.5分」を試してみて、感度が高い方がノイズが多いことを確認した。つまり、「低感度・長時間露光」の方が良いことになる。しかし、撮影に費やせる時間が同じとすると、「単位時間あたりに稼げるS/N比」が重要なので、「ISO800・10分」と比較するのは「ISO...
機材

EOS 6Dのダークノイズ評価(1)

先日、EOS 6Dを購入した。私が持っている一般用のデジタル一眼は、「EOS Kiss X2(無改造)」だけで、一般撮影にはこれを使っていた。天体専用機は「60Da」と「もう一台のKissX2(IDAS改造)」の2台が有り、60Daの方は一応一般撮影も出来そうであるが、花などカラフルな対象を写すと本来の色が出ないなど、やはり無理がある。唯一の一般機KissX2(無改造)だが、購入してから5年以上が経過して、最近の機種と比べて機能的にも少し古さが目立ち、そろそろ買い換えの時期と...
機材

ポラリエ用極軸望遠鏡と明視野照明

ポラリエ用の極軸望遠鏡を買おうかどうか迷っていたが、やはり設置精度は出来るだけ高い方が良いのは間違いないので、結局購入した。購入した某家電量販店通販の返信メールのフリガナが「ゴクジクボウエンキョウ」になっていて、一瞬「地獄望遠鏡」に見えてあせった。それはさておき現物はポラリエ本体に対してかなり大きい。特に目盛板が大きく、持ち運びがかさばる。先日、テストのために郊外に持ち出して実際に極軸を合わせてみたが、やはり多くの人が指摘しているとおり、雲台を付けたままで使用できないのは不便...
光害地

光害カットフィルター LPR-N(LPS-P2との比較)

先日発売された、光害カットフィルター「LPR-N」のFFタイプ(EOSマウント内に装着するタイプ)を購入した。購入したのはEOS Dシリーズ用(Kiss用とD用が分かれているようだ)。早速60Daに付けてみた。試写では、手持ちのLPS-P2フィルターとの比較を行った。ただし、私はFFタイプのLPS-P2を持っていないので、カメラレンズ前に付ける普通の形式のフィルターとなる。レンズは200mm F2.8LIIで、77mmのLPS-P2をステップアップリングを介して付けている。フ...
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