重星

重星

Acuter Optics トラバース自動経緯台と6cm屈折で、月・二重星撮影

先日購入したトラバース自動導入経緯台とBORG60EDで太陽撮影を行い、結構使い勝手が良いと感じた。 そして今回は夜に晴れたので、月と二重星を同じ機材で撮影してみた。もちろん、太陽減光用のNDフィルターは外し、ソーラーファインダーは普通の3cmファインダーに付け替えた。 これらの経緯は下のYouTube動画にまとめている。 以下はこの動画の要点になる。 機材は以下の通り 撮影機材 鏡筒:ミニボーグ60ED + 1.4×テレコンバーターDG(490mm, F7.8) フィルター...
重星

美しい二重星・各季節の「アルビレオ」

夏のアルビレオ(本家) はくちょう座のくちばしの星「アルビレオ」(はくちょう座β星)は全天を代表する美しい二重星。明るいほうの星は3.1等星で黄色、暗いほうの星は5.1等星で青色と色の対比が素晴らしい。離角も35秒角あるので小口径の望遠鏡でもたやすく分離できる。宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」にも「アルビレオの観測所」として登場するのは有名。 はくちょう座β星「アルビレオ」3.1等/5.1等, 角距離=34.6″, 位置角=54.0° 撮影日時:2022/9/24 21:00頃/明...
重星

しし座の二重星

4月16日に撮影した「かに座・やまねこ座の二重星」の続き。同じ夜に撮影した、しし座の二重星を処理した。 ガイドブックも前回と「都会で星を楽しもう(DSO観望ガイドブック Vol.3)」を使用。 共通の機材と処理は下記の通り。 撮影日時:2022/4/16 22:00~23:00頃/明石市ミューロン180C(直焦点), UV/IR Cut FilterASI183MC Pro, 0℃撮像:FireCapture 2.7処理:AutoStakkert!3(スタック), Stell...
重星

かに座・やまねこ座の二重星

4月16日夜は快晴となった。土曜でもあるので何らかの活動をしようかと思ったが、あいにくの満月。星景を取りに外出する元気もないし、春の空なのでQuad BPで撮れそうな輝線星雲もない。月を取りたい気分でもない・・・。ということで久しぶりに二重星を撮影することにした。 ガイドブックはいつも頼りになる「都会で星を楽しもう(DSO観望ガイドブック Vol.3)」。この中から、「かに座」と「やまねこ座」の二重星を重点的に撮影した。 共通の機材と処理は下記の通り。 撮影日時:2022/4...
重星

シリウスB、”冬のアルビレオ”、その他二重星

昨夜はほぼ快晴だったが、上弦過ぎの月が明るく輝いているうえに、身体の方も疲れ気味だったので本格的な撮影はやめにして、久しぶりにミューロン180Cを出していくつか二重星を動画撮影した(ただし冬型でシーイングは悪く、二重星撮影にはあまり向いていなかったかもしれない)。 共通の機材と処理は下記の通り。 撮影日時:2022/2/10 20:00~22:00頃/明石市 ミューロン180C(直焦点), UV/IR Cut Filter ASI183MC Pro, 非冷却で使用 撮像:Fi...
重星

春の二重星巡り

光害地における春の満月期は、Quad BPにて月明下でも撮影出来るような散光星雲や惑星状星雲が少ない。また透明度が悪いために系外銀河も外縁部の写りが悪い。比較的写りやすい大型の球状星団も少ない。主要惑星もまだ明け方の東天で低い。 そういうわけで、せっかく晴れても撮影対象があまりないので、久しぶりに「都会で星を楽しもう(DSO観望ガイドブック Vol.3)」を引っ張り出してきて、二重星をいくつか撮影してみた。 共通データは下記の通り 撮影日時:2021/4/21 22:00~2...
重星

二重星 アルマク(アンドロメダ座γ)

二重星 アルマク(アンドロメダ座γ) (2016) 2.3等/5.1等, 角距離=9.4″, 位置角=63°2021/3/8 19:06, Seeing:3/10, Trans.=5/5Mewlon 180C(直焦点), UV/IR Cut FilterASI294MC Pro, Gain=285, 30msec. , 10% of 9824 FramesAutoStakkert!3(スタック), StellaImage8(デジタル現像・マルチバンドシャープ), Photos...
重星

【書籍】都会で星を楽しもう(DSO観望ガイドブック Vol.3)

最近は遠征頻度がかなり少なめで、光害地の自宅観望・撮影が多めの状況になったので、光害地で見やすい天体のおすすめ情報がほしい。 また、これからは重星も観測対象に入れることにしたので、二重星のガイドブックがほしい。 そのような目的に合いそうな書籍があっったので、購入してみた。 都会で星を楽しもう(DSO観望ガイドブック Vol.3)著:小雲 夕、ヴェガ出版、¥3400+税 都会で星を楽しもう(DSO観望ガイドブック Vol.3) 内容は撮影できないが、二重星が多めで期待通りの感じ...
重星

二重星の試写

先日の木星・土星・火星を撮影した晩、各惑星が昇ってくるまでの時間待ちの際、待機中の惑星撮影セッティングそのままで二重星が撮影できるのではないかと思い、試しに撮影してみた。 これまで二重星を拡大撮影したことはほぼなかったので、ノウハウもまったくなく、導入して適当な設定で動画撮影しただけ。ただ、どの程度分離できるものか試したかったので、離角が小さめのものを選定した。 まずは、うしかい座ε(イザール/プルケリマ) うしかい座ε(イザール/プルケリマ)  (2017) 2.6等/4....
機材

【機材】FLT98とED100Sf、二重星の眼視での比較

先日FLT98を購入してから、なかなか好天に恵まれていない。晴れても薄雲がかかっていて霞んだような状態がこのところ連日続いている。 それでも一昨日はなんとかアンタレスが見えたので、とりあえずポルタに載せてのぞいてみた。しかし5cmファインダーでM4すら見えないひどい状況。星雲・星団は無理で、月も惑星も出ていなかったので、高倍率で二重星を見てみることにした。 対象はへびつかい座ρ星(ρOph)とアンタレス。 へびつかい座ρ星~アンタレス ρ星は5.0等と5.7等の星が2.8"離...
タイトルとURLをコピーしました