先日、りんしゃんさんと共に砥峰高原へ遠征したときに、M27をどうやって見つけるかが話題になった。私は「W字の星の並びを目印にする」というように覚えているが、アストロアーツのメシエ天体ガイドでは「5等級の星で形作られる台形」が目印として紹介されている。いずれにせよ同じ星の並びをどのように表現するかの違いだろう。
私はいつも下記のようにたどっている。
まず、夏の大三角の中から、はくちょう座のクチバシの星である「アルビレオ」を見つける。アルビレオを挟んで、こと座の菱形と反対側(つまりアルタイルの方)に「W字」型の星の並びがある。
このW字型は肩の部分に当たる星が、それぞれ二つずつ並んでいるのが特徴的だ。W字は5°の視野に丁度収まるぐらいの大きさなので、ファインダーに導入するのに丁度良い。ただし砥峰のように光害の少ない場所では、星の並びが天の川に埋もれてしまうのでやや見つけにくい。双眼鏡やファインダーではではむしろ光害地の方がW字を認識しやすい。
このW字の中央の星の先にM27がある。4cm8倍の双眼鏡でもシミのような感じで確認することが出来る。
- Canon EOS Kiss X2 / EF 200mm F2.8L II USM
- F2.8開放 / ISO800
- 120sec. x 6枚、180sec. x 2枚 コンポジット
- スカイメモRによるノータッチガイド
- ステライメージによる処理・ピクセル等倍
こちらの写真(↑)は、KissX2に200mmレンズを付けて撮影したものを、ピクセル等倍で切り出したものである。
絞り開放のピクセル等倍なので星像がぼやけているが、星雲の様子はよく分かる。
こちら(↑)は、トリミングなしで25%に縮小したものである。APS-C+200mmレンズの写野におけるM27の大きさが分かる。惑星状星雲としてはかなり大きい。
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