すばる食

9月10日の夜、月齢21.2の月がM45プレアデス星団(すばる)を隠す「すばる食」の撮影を行った。撮影を始めたのはすでに食が始まっている23時半ごろ。まず7cm10倍の双眼鏡で見ると、明るい月の周りにすばるの星々がはっきりと見えた。

撮影はFLT98にKissX2を付けて行ったが、周辺星像を改善するためにケンコークローズアップレンズAC2を併用した。

露出については、ISO100で3秒とした。これでは月の影の部分と星団の星は写るが、月の明るい部分が完全に白く飛んでしまう。双眼鏡で見たときは、月の明るい部分の模様と星団の星の両方がよく見えたので、改めて人間の目(画像処理する脳?)は良く出来ているものだと感心した。デジカメでも露出を変えて複数枚撮影し、後で合成して処理すれば月の模様を出すことが出来るが、今回は3秒露出のみとして、タイマーを用いて1分に1コマずつ撮影した。

追尾はケンコースカイエクスプローラー2(SE2)赤道儀による恒星時追尾とした。ただしノータッチなので、ピリオディックエラーによってすばる自体も若干動いてしまう。

食は日付が変わって、最後にアトラスが出てくる2時過ぎまで続いたが、途中で雲が出てきたのが残念だ。

23:26
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00:38
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01:07
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02:04
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次に、約1分毎に撮影した画像をつなぎ合わせて動画にした。

すばる食

後半はほとんど雲がかかっている。
また、これを見ると赤道儀のピリオディックエラーが良く分かる。

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