M8とM20

M8(干潟星雲)とM20(三裂星雲)付近
いて座の散光星雲 M8(干潟星雲)とM20(三裂星雲)付近
  • 【環境】2009/8/14 22:18 – /兵庫県・砥峰高原/気温不明/光害レベル:未測定
  • 【光学系】EF 200mm F2.8L II USM 開放
  • 【カメラ】EOS Kiss X2(無改造)
  • 【架台・ガイド】スカイメモRによるノータッチガイド
  • 【撮影法】ISO800/180sec x 7  
  • 【処理法】:ステライメージ6・Photoshop Elements5 / トリミング有り

8月14日夜に砥峰高原にて撮影した、いて座の散光星雲M8(干潟星雲)とM20(三裂星雲)。これらは昨年夏にも同様に200mm+スカイメモRで撮影していたが、山に沈むギリギリの時で構図に木が入っていたので、今回撮り直した。大型の散光星雲M8は未改造デジカメでもそこそこ写ってくれるし、M20は赤と青の対比が美しい。また周囲の天の川の暗黒星雲が入り組んだ様子も面白い。

なお、M8の左上付近にも赤い散光星雲が写っている領域があるが、これは「猫の手」と呼ばれているらしい。言われてみればそのように見えるが、これをはっきり写すには、やはりIRカットフィルタ除去が必要なようだ。

それから、砥峰高原は南に光害があり、いて座付近はかなりカブってしまう。

こちら(↑)が未調整のJPEG出力画像(横向き・25%縮小)だが、背景がかなりカブって明るくなっているのが分かる。また、撮影に用いたEF200mm・F2.8は絞り開放で色収差が目立つのが難点だ。ライブビューでかなり慎重にピントを合わせたつもりでも、なかなかベストのピント位置にもっていけない。どうしても赤や青の収差が星の周りに付いてしまう事が多い。

さて、この8月には、いて座付近を3種類の焦点距離で撮影したが、これを並べるとこのように(↓)なる(カメラはKissX2)。

各画像は少しずつトリミングしているので、表示の焦点距離の画角よりは少し狭い。また、画像中の枠は目安であり、あまり正確ではない(各画像の水平が一致していないため)。

今年は春頃から天候に恵まれず、梅雨明けも遅く、夏の天の川についてはあきらめかけていたが、8月後半になってから何とか写す機会が得られたのは幸いであった。

コメント

タイトルとURLをコピーしました