2009/11/21 砥峰高原

昨夜、砥峰高原への遠征を行った。
メンバーは私とA(2)さん、りんしゃんさん、Yさん。
Yさんとの星見は2001年のしし座流星群以来である。

22時頃に現地に着いたときはまずまずの晴れ。早速スカイメモRのセッティングを行い撮影を開始したが、すぐに雲がやってきて、撮影を中断せざるを得なくなった。その後は断続的に雲が流れてきて、撮影はその合間に行わなければならない状況であった。

オリオン座中心部
オリオン座中心部
  • 2009/11/21 22:38~0:12 (SQM測定値=約21.1程度)
  • EOS kiss X2 / EF200mm F2.8L USMII 開放
  • スカイメモRによるノータッチガイド
  • ISO800, 180sec x4 , 15sec x4 コンポジット

一方、眼視の方は観望用のSE120&ポルタ経緯台を設置し、雲の切れ間から主なメシエ天体を見る事が出来た。

そうしているうち、2時前ぐらいからは雲がかなり少なくなり、3時頃には完全に快晴となった。空の状態も良くなり、冬の天の川ははっきりと見え、薄明前には黄道光も確認出来た。SQM測定値は天頂から北にかけて21.5~21.6となった。

オリオン座とおおいぬ座、冬の天の川
オリオン座とおおいぬ座、冬の天の川
  • 2009/11/22 4:44 (SQM測定値=約21.4程度)
  • EOS kiss X2 / タムロンA16 -> 17mm F3.5
  • プロソフトンA使用
  • スカイメモRによるノータッチガイド
  • ISO800, 180sec x2 コンポジット
  • 若干のトリミング有り

ただ残念なことに、今回は何故かスカイメモの機嫌が悪く、200mm・3分露出で赤経方向に流れてしまうコマが続出してしまった。成功率は3割ぐらいだと思う。そのため、あまり枚数は稼げなかった。

SQMによる測定は天頂と各方角ついて何回か行った。やはり薄明前が一番良く、21.5程度となった。方角では南が若干悪いが、目で見る印象よりも数値の差は小さい。これは、測定範囲の関係上、地平線から40度以上上を向けて測らなければならないため、低空の光害をひろいにくいためだと思う。

なお、「5等星が見える」というのは、少なくとも私には5等星は確実に見えていたということで、人によっては5.5~6等近くまで見えていたかもしれない。私は眼鏡の矯正視力が低めなので、目の良い人に比べると肉眼で見える星が少ないと思っている。

2009/11/21 ~11/22 砥峰高原 SQM測定値
2009/11/21 ~11/22 砥峰高原 SQM測定値

場所

日付

時間

方向・高度

SQM測定値

備考

砥峰高原

2009/11/21

22:49

天頂

21.21

5等星が見える

北・45°

21.13

東・45°

21.06

南・45°

21.12

西・45°

21.16

2009/11/22

2:20

天頂

21.28

5等星・冬の天の川が見える

北・45°

21.33

東・45°

21.29

南・45°

21.09

西・45°

21.24

2009/11/22

3:40

天頂

21.42

5等星・冬の天の川が見える

北・45°

21.47

東・45°

21.36

南・45°

21.15

西・45°

21.22

2009/11/22

5:00

天頂

21.49

5等星・冬の天の川・黄道光が見える

北・45°

21.58

東・45°

21.42

南・45°

21.37

西・45°

21.44

コメント

タイトルとURLをコピーしました