2010/5/8 砥峰高原 & M101

昨夜は晴れとの予報だったので、黄砂が気がかりではあったが、いつもの砥峰高原まで行くことにした。

現地には22時頃に着き、先行していたりんしゃんさんに合流した。その時点ではおおむね快晴だったが、やはり黄砂のためか、透明度は良くない。しかし、前回(5/4の晩)より幾分かマシなようだ。SQM-L測定値は、天頂で21.2であった。

早速機材を組み立て、まずM101(おおぐま座)を対象として撮影を開始した。
ノイズが多そうなので、露出時間は8分として、多数枚コンポジットする方針とした。

ところが0時前、8分を8枚撮影した時点で薄雲が現れ、撮影を中止した。
(この8枚の処理だが、ピクセル等倍ではノイズが目立ち、ピントも甘かったのでステライメージで2×2ビニングとした。ピントは1枚目ではちゃんと合っていたが、1時間程度の間にずれていったようだ)。

M101 回転花火銀河
M101 回転花火銀河 (おおぐま座の系外銀河・光度7.7等・視直径27’)
  • 【環境】2010/5/8 22:38- /兵庫県神河町砥峰高原/気温不明/光害レベル:SQM-L測定値=21.2
  • 【光学系】William Optics FLT 98 Triplet APO (D=98mm f=618mm)
  • 【カメラ】EOS Kiss X2(無改造)
  • 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/miniBORG60EDガイド鏡/Qcam S7500
  • iAG Ver0.6.0 + USB-IOリレーBOX
  • 【ソフトウェア】】<オートガイド>-<撮影>-<処理>(下記の通り)
  • 【撮影法】ISO800, 480. x 8
  • 【処理法】:ステライメージ6,Photoshop Elements8による処理、2×2 ソフトビニング、トリミング有り

その後、月の出である2時まで薄雲が完全には晴れなかった。そこで、雲がやや薄い部分を狙って球状星団を撮影してみた。

M10(へびつかい座の球状星団)
M10(へびつかい座の球状星団)
  • 5分×3枚
  • 2×2ソフトビニング

薄雲によるカブリがあるが、明るめの球状星団はなんとか見られる程度には写る。
(そのため、透明度の悪い日が多い春~夏は、球状星団ばかり撮影してしまう)。

2時過ぎに月の出となった時点で片付けを始め、撤収した。

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