昨日(19日)未明、遠征先で曇ってしまったため早々と撤収して帰宅したところ、自宅では晴れていた。
まだ薄明開始までは1時間ほどあったので、持ち帰ったばかりのFLT98を玄関からベランダへ直行させ、ベランダ赤道儀に載せて木星を撮影した。
このような状況にもすぐ対応できるよう、遠征用とベランダ据え置き用にSE2赤道儀を2台用意している。
機材はFLT98に5xパワーメイト、カメラはNexImageである。
20分の1、20fpsでの1980コマをRegiStax5.1で処理した。
シーイングは比較的安定しており、8/10程度。
私にとっては今年初の木星撮影となったが、気になっていたのが「今年は縞が1本消えた」という件。昨年9月の画像と比べてみると、確かにSEBが淡化している。
今回の撮影時刻は3時頃だが、大赤斑が見えていないのが残念。
撮影後、パワーメイトとカメラを外して、天頂ミラーとナグラーズームに付け替え、眼視での観測も行った。最近写真撮影ばかりやっていたので、久しぶりの眼視観測となったが、シーイングが良好なため、木星の模様が良く見えた。
これから10月頃まで、我が家の南東向きベランダで木星が見やすくなる。SEBの淡化の後は濃化と攪乱が来るそうなので、注目してみたい。
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