昨夜は晴れとの予報だったが、砥峰高原に着いてみると薄雲が断続的に広がる状況で、晴れているところも透明度が悪く、あまり良い空とは言えなかった(春はいつもこんな感じだが)。
そういうわけであまりやる気が出てこなかったが、とりあえず機材を組み立てて待機していると、日付が変わった頃から一応快晴になったので、撮影を開始した。
透明度が良くないので淡い天体を狙うのはやめ、M57(惑星状星雲)、M12(球状星団)といった明るくて写りやすいものを短時間露出で撮ってみることにした。
*以下の画像は1コマからの簡易処理版で、コンポジットやフラット補正などは後日に予定。
*機材はいつも通り(下記)。
- William Optics FLT 98CF Triplet APO (D=98mm f=618mm)
- フラットナー/レデューサー4
- Canon EOS Kiss X2(IDAS改造) / ISO800
- ケンコーSE2赤道儀
- iAG+USB-IO / ケンコーD=63mm f=540mmガイド鏡
- ガイドカメラNexImage
また、光害は天頂でSQM-L測定値21.3程度。気温は7℃。
- ISO800, 180sec. 1コマのみ
- ピクセル等倍で切りだし
- ISO800, 180sec. 1コマのみ
- 50%に縮小・トリミング有り
ちょうどM12を撮影している頃に風が強くなり、ガイドが乱れたためにピクセル等倍画像では星像が伸びてしまった。そのため50%に縮小している。
本当はへびつかい座の球状星団を短時間で全て撮りたかったが、ガイドズレ対策を色々しているうちに時間が無くなってしまった。
- ISO800, 300sec. 1コマのみ
- 20%に縮小・トリミング無し
今回もカブリがひどい。
M8もこれまで何回もチャレンジしているが、まともに撮影出来たことがない。
やはり砥峰での南天の撮影は無理があるのかもしれない。
一方、スカイメモRと無改造KissX2、カメラレンズ(タムロンA16)による撮影も明け方に少しだけ行った。
- 17mm, F3.5
- プロソフトンA
- ISO800, 180sec.
来年の年賀状用に。
- 17mm, F3.5
- プロソフトンA
- ISO800, 180sec.
南天の光害がよく分かる。
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