4月29日の夜に砥峰高原で撮影した、こと座の惑星状星雲M57(リング星雲)と、へびつかい座の球状星団M12の画像処理を行った。
この日は黄砂のために透明度が悪く、明るくて写りやすい天体を狙った。しかし風が強かったためにガイドが乱れ、ピクセル等倍では星像が伸びるコマが続出し、コンポジット枚数をあまり稼げなかった。
- 【環境】2011/4/30 0:56 – /兵庫県神河町・砥峰高原/気温 7℃/光害レベル:SQM-L測定値=21.3
- 【光学系】FLT98CF + フラットナーレデューサー4(約490mm F5)
- 【カメラ】EOS Kiss X2(IDAS改造)
- 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/ケンコーD=63mm f=540mmガイド鏡/ガイドカメラ Neximage/iAG+USB-IOコントロールBOXによるオートガイド
- 【ソフトウェア】】<オートガイド>iAG<撮影>EOS Utility<処理>(下記の通り)
- 【撮影法】ISO800, 180sec x 4コマ
- 【処理法】:
- ステライメージ6,Photoshop Elements8による処理
- ピクセル等倍、640×640を切りだし
こちら(↑)はM57。
「リング星雲」、「環状星雲」、「ドーナツ星雲」等とよばれている。
明るくて写りやすいのだが、視直径が小さい(2.5分程度)。
(それなのにレデューサーを付けたまま撮影してしまった)。
ピクセル等倍で処理したが、やはり星像が伸び気味。
- 【環境】2012/4/30 1:35 – /兵庫県神河町・砥峰高原/気温 7℃/光害レベル:SQM-L測定値=21.3
- 【光学系】FLT98CF + フラットナーレデューサー4(約490mm F5)
- 【カメラ】EOS Kiss X2(IDAS改造)
- 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/ケンコーD=63mm f=540mmガイド鏡/ガイドカメラ Neximage/iAG+USB-IOコントロールBOXによるオートガイド
- 【ソフトウェア】】<オートガイド>iAG<撮影>EOS Utility<処理>(下記の通り)
- 【撮影法】ISO800, 180sec x 3コマ
- 【処理法】:
- ステライメージ6,Photoshop Elements8による処理
- ピクセル等倍、640×640を切りだし
こちら(↑)はM12。
これを撮影している時が最も風が強く、星像の乱れが少ないものは3コマしかなかった。
それでもピクセル等倍では気になる。
(機材はM57と同じ。180sec. x3)
今回、黄砂は仕方ないとしても、強風は誤算であった。
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