今週は盆休みと新月期が重なる絶好星見期間だったが、梅雨が戻ってきたかのような天気が続き、ペルセ群と金星食という大きな天文現象は全く見る事が出来なかった。
8/15の夜もダメ元で多可町まで行ったが、ベタ曇りで撤収した。
そして昨夜(8/16)、これまでよりは晴れの可能性が高いということで、友人Yさんと共に多可町へ再度行ってみた。
砥峰高原にするか多可町にするか迷ったが、GPVでは多可町の方が若干雲量が少なめの予想だったので、結局多可町の方にした。空の暗さや見晴らしはもちろん砥峰の方が良いが、なにしろ4月14日から4ヶ月間も遠征撮影が出来ていないので、とにかく星が見える可能性が高い方を選択した。
今回は、購入してからまだちゃんとしたガイド撮影の機会が無かったEOS 60Daを、スカイメモRに載せての撮影ということにした。
設置しているうちに快晴となってきたので、撮影を開始した。
撮影の共通データは下記の通り。
- 架台:カメラ三脚+スカイメモR
- カメラ:EOS60Da、ISO800、露出180sec.
- ホワイトバランス:AWB
- 長秒時露光のノイズ低減:無し
- 高感度撮影時のノイズ低減:標準
- ピクチャースタイル:スタンダード
- カメラのJPEG出力を、PSCS5で900×600に縮小のみ。
- (ダーク減算、フラット補正、コンポジット、その他画像処理は無し)。
- タムロンA16/17mm F4.0
- 気温:23℃、SQM-L測定値:20.6
- タムロンA16/17mm F3.5
- 気温:23℃、SQM-L測定値:20.9
- タムロンA16/34mm F3.5
- 気温:23℃、SQM-L測定値:20.9
- EF100mm F2.8L マクロ IS USM / F2.8
- 気温:23℃、SQM-L測定値:21.1
EOS 60Daについては、「JPEG撮って出しでもそこそこ見映えがする」という調整がされているとのことだが、無補正の画像を見てもそれが分かる(若干、緑っぽい感じはするが)。
ノーマル機よりもHαが良く写ってくれるが、オートホワイトバランスでOKという手軽さが良いと思う。
しかしIC1396のような淡い星雲については、短時間露出と無補正・無処理ではさすがに無理がある。多数枚コンポジットが必要だが、残念ながら3分×5コマ撮影したところで急に雲が広がってきて撮影中断した(午前2時頃)。
それから午前3時頃まで待機したが、曇ったままだったので撤収した。
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