- 【環境】2019/3/1 19:38 – 24:00/兵庫県明石市/気温 10℃->5℃/光害レベル:SQM-L測定値=17.8->18.5
- 【光学系】FLT98CF + フラットナーレデューサー4(約490mm F5)/サイトロンQuad BPフィルター
- 【カメラ】ASI294MC Pro
- 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/笠井ガイドファインダー60/Lodestar Autoguider
- 【ソフトウェア】<撮影>APT/<処理>ステライメージ、FlatAide Pro、Photoshop CC
- 【撮影法】センサー温度-10℃・ゲイン300・180sec x48コマ/APTとPHD2連携によるディザリング
- 【処理法】:3×3ソフトビニング後、800×800で切り出し
この星雲はふたご座カストルの足元にあり、くらげ星雲やM35に近いため、ふたご座のイメージがあったのだが、実際はオリオンの振り上げた腕の先付近でオリオン座に入るようだ。
撮影は19:38から開始したが、途中で大幅にピントがズレてしまい、多数のコマが没になった。再調整して撮影再開し、24時までに48コマ(144分)を確保した。
その間に気温も光害レベルも大きく変化してしまったが、このようなとき冷却カメラはセンサー温度を一定に保てるので便利。
光害レベルの変化はどうしようもないが、Quad BPフィルターを付けているためか、撮影結果はそれほど大きく変化していない。このフィルターをしばらく使ってみた印象としては、光害レベルが悪い(SQM測定値が小さい)、日没後早めの時間帯から散光星雲を良好に撮影できる感じ。
今年に入ってから自宅でカラー冷却CMOSカメラとQuad BPフィルターの組み合わせで撮影しているが、今回の「モンキーフェイス星雲」程度の明るめの散光星雲なら、結構良い感じに写るようだ。もちろん、とても明るい「オリオン大星雲」とか「燃える木星雲・馬頭星雲」等はもっとしっかり写る。しかし、「くらげ星雲」や「メデューサ星雲」はちょっと苦しい感じだったので、この辺りが限界かもしれない。
コメント