先日、岡山天文博物館・国立天文台188cm望遠鏡・京都大学せいめい望遠鏡を見学に岡山県浅口市まで行ったが(その1・その2)、その帰りに美星天文台に立ち寄った。
美星天文台は浅口市の岡山天文博物館から北にある井原市美星町にある。
開館時間が曜日によって変わるなど変則的なので、事前にWEBで確認するなど注意が必要。この日も正午前に現地に着いたが、昼の開館時間が13:45からだったので駐車場が空いておらず、近辺で時間つぶしが必要だった。
14時前に改めて駐車場に車を止め、少し離れた天文台のある丘まで徒歩で登った。
駐車場から天文台までの道の途中には「美星スペースガードセンター」がある。地球に接近する小惑星や、 スペースデブリを監視しているそうだ。
スペースガードセンターの先に美星天文台の建屋がある。前には渾天儀の模型が展示されている。
見晴らしの良い丘の上に立っている。また、この美星町には光害防止条例があり、暗い空を保っているそうだ。
1階ロビーの様子を2階から見下ろしたところ。1階には受付、売店、図書室、4D2Uシアターの上映ができる研修室などがある。
図書室の写真を撮るのを忘れたが、結構多めな蔵書の数があり、特に洋書が充実している。
2階バルコニーからの眺望も良い。この日はよく晴れていて、夜の部までいられないのが残念。
今回は昼の部の訪問だったので、「4D2U」上映と101cm望遠鏡による昼間の星観望に参加した。
「4D2U」は3Dメガネを掛けて、宇宙空間の星の眺めを立体的にみられるもの。「Mitaka」というソフトウェアを用いて、地球を離陸して太陽系から銀河系までスケールを拡大し、最終的には宇宙の構造まで見られるもの(これはとても面白かったので、後日自宅のパソコンと3D表示可能な家庭用プロジェクターで再現してみた)。
昼の星観望は、2階の101cmカセグレン望遠鏡で、金星やアルビレオを観望。アルビレオは2重星だが明るい方(黄色い方)しか見えなかった。
接眼部も大きい。
この日のうちに明石まで帰らないといけないため、今回は昼の部だけの参加となった。しかし一度この近辺に宿泊して、夜の部に参加したいと思った。
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