- 【環境】2020/3/17 2:27 – 3:30/兵庫県明石市/気温 0℃/光害レベル:SQM-L測定値=19.0(月齢22.1の月明有り)
- 【光学系】FLT98CF直焦点(618mm F6.3)/ SVBONY CLS + ZWO IR/UVカットフィルター
- 【カメラ】ASI183MC Pro
- 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/D=50mm F4ガイド鏡/Lodestar Autoguider
- 【ソフトウェア】<撮影>APT3.82/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)
- 【撮影法】センサー温度-10℃・ゲイン178・オフセット30・120sec x 32コマ/PHD2によるオートガイド・ディザリングなし
- 【処理法】
- ステライメージ8によるダーク減算、フラット補正、デベイヤー
- FlatAide Proによる追加フラット補正(シェーディング補正)
- DeppSkyStackerによる加算平均(彗星核基準)
- Photoshop CC、ステライメージ8による調整
- 3×3ソフトビニング)、800×800で彗星周辺を切り出し
昨夜(本日未明)、おおぐま座のM81&M82の近くを通過中のアトラス彗星(C/2019 Y1)を自宅から撮影した。現在「アトラス彗星」はC/2019 Y1とC/2019 Y4の2つが同じ8等級ぐらいで見えているが、今回は「Y4」の方(Y1はアンドロメダ座付近にいて、これから暗くなっていく)。
推定光度はステラナビゲータの最新データでは8.8等。これは当初の予想よりもかなり明るくなっているそうで、最近注目されている。これから5月にかけてどこまで明るくなるのか、期待したい。ただし位置はこれから北天を中心に動いていくため、我が家のバルコニーからは見えなくなる。これから暖かくなっていくので、北天が開けた場所に遠征も考えたい。
撮影機材はいつものFLT98CFだが、カメラは最近調達したASI183MC Pro。昨夜はこれのテスト撮影を系外銀河中心に行っていたが、この彗星が北西の空にバルコニのひさしギリギリで見えることに気が付き、そのままの機材で撮影した(できれば200mmぐらいのカメラレンズでM81&M82と同一写野に収めたかったが、時間がなく諦めた)。
フィルターはSVBONY CLSを選択した。月齢22.1の月が東から上ってきていたが、あまり影響はないと思う。ただ、画像処理では背景のムラがひどく苦労した。
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