- 【環境】2020/4/28 22:53 – 4/29 2:11/兵庫県明石市/気温11℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.9
- 【光学系】FLT98CF (618mm F6.3)/サイトロンQuad BPフィルター
- 【カメラ】ASI183MC Pro
- 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/D=50mm F4ガイド鏡/Lodestar Autoguider
- 【ソフトウェア】<撮影>APT3.84/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)
- 【撮影法】センサー温度 0℃・ゲイン150・オフセット30・180sec x 48コマ/PHD2によるオートガイド・ディザリングあり
- 【処理法】
- ステライメージ8によるダーク減算、フラット補正、デベイヤー
- DeppSkyStackerによる加算平均
- Photoshop CC、ステライメージ8による調整
- 2×2ソフトビニング、トリミングあり
2020年4月28日夜に光害地の自宅から撮影した、おおぐま座の惑星状星雲M97。丸くて黒い円形が2つ並んでいるのが眼のように見え、フクロウの顔を連想させる形状になっていることから「ふくろう星雲(Owl nebula)」と呼ばれている。
北西に0.8°ほど離れたところにはメシエ天体の系外銀河M108があり、数百mm程度の焦点距離では同じ写野に収めて撮影することが多い(例えば下の記事)。
今回もf=618mmのFLT98CFによる撮影だが、フラットナー無し・高解像度1インチセンサー(ASI183MC Pro)を用いて、M97のみを写野中心部で捉えた。
この星雲は惑星状星雲としては視直径が大きめ(3.2′ x 3.2’)で、愛称がついているメシエ天体なので、そこそこ有名だが、撮影してみると結構淡い。当初はピクセル等倍で処理するつもりだったが、ノイズが目立つ荒れた画像になったので、2×2ソフトビニングした。
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