私は地学分野については天文以外はあまり知識がないものの、興味は結構あって、博物館や科学館などをたまに見に行ったりする。むしろ知識がないからこそ、博物館の展示を丹念に見るのかもしれない。
とくに鉱物分野は綺麗で奇妙な石を見るのが面白い。
日帰りで行ける鉱物関係の展示館としては以前、生野銀山の「生野鉱物館」に行ったことがあって、内容もかなり充実していたのを記憶している。しかし今年1月に再訪したところ雨漏り修繕の工事中で展示室に入れなかった。
そこで他に無いか調べると、豊岡と城崎の間の円山川沿い、「玄武洞」の横にある「玄武洞ミュージアム」の展示が評判良いようだ。コロナ自粛明けということで、感染防止対策も行った上で営業も再開しているようだし、県内で日帰りでも十分行けるので、久しぶりに車で出掛けてみることにした。
2018年にリニューアルされたそうで、きれいな建物。なお、館内での写真撮影は自由(ただし三脚は不可)。
展示は鉱物・鉱石、岩石、玄武洞の歴史、化石など地質学の分野全般と、豊岡の伝統工芸品である「杞柳細工」など。私の目当ては主に2階の鉱物展示だが、1階にも鉱石・岩石の展示や企画展示「巨大結晶のふしぎ」があった。
展示は、鉱物の組成や成り立ちにより分類して、それぞれ説明されているので分かりやすい。
暗くした部屋で石にブラックライト(紫外線)を当てて光る様子がわかる部屋もあり、見せ方にかなり工夫をしている。
高級レンズでお馴染み、蛍石は紫外線を当てると紫に光る(キャノンのサイトに分かりやすい動画あり)。
2階の一角に「宇宙」関連コーナーを発見。
隕石や天体に関係ありそうな石を展示している。自宅と同じ市内の明石市立天文科学館がポスター作成協力しているらしい。
「天体に関係ありそうな石」はちょっと「こじつけ」的なところもあるが・・・。
隕石の展示もある。
当初期待していた以上の充実した内容だった。
ミュージアムショップで石の販売があるところは、生野銀山と同じ。
ミュージアムを出てから玄武洞へ立ち寄った。今はちょうどアジサイの季節。
以下は、鉱物展示ギャラリー
コメント