- 【環境】2021/3/23 21:05 – 23:50 / 兵庫県明石市/気温8℃/光害レベル:SQM-L測定値=17.6(月齢10の月明あり)
- 【光学系】ミューロン180C + 純正レデューサー(1780mm F9.9)/ CometBPフィルター
- 【カメラ】ASI294MC Pro
- 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/SVBONY 30mm F4ガイド鏡/ASI120MM Mini
- 【ソフトウェア】<撮影>APT3.84/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)
- 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン300・オフセット30・60sec x 92コマ/PHD2によるオートガイド
- 【処理法】
- 前処理(リニア):PixInsight – WBPP, ABE, DBE
- 後処理(ノンリニア):ステライメージ9・Photoshop CC
- ピクセル等倍で星雲周辺を640×640で切り出し
うみへび座の惑星状星雲NGC3242は、眼視観測で木星そっくりに見えることから「木星状星雲」呼ばれるそうだが、撮影画像ではあまり木星には見えない。大きさについては40秒角程度であるので接近時の木星と同程度になる。
今回の撮影では、F10とただでさえ暗いミューロン180CにCometBPフィルターを組み合わせたが、輝度の高い星雲なので60秒露出ではっきりと写った。月明の影響も無い。一コマだけでもかなりS/N比が高いので、92コマ(92分)も重ねる必要はなかったかも。
このNGC3242の周囲には淡い散光星雲が分布しているそうだが、それを写すにはもっと明るい鏡筒でQuadBPを使った長時間露光が必要と思う。ただ、高度が低いので光害地の自宅では難しいかもしれない。
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