- 【環境】2021/5/3 21:36 – 5/4 1:15 / 兵庫県明石市/気温17℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.4
- 【光学系】ミューロン180C + 純正レデューサー(1780mm F9.9)/ CometBPフィルター
- 【カメラ】ASI294MC Pro
- 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/SVBONY 30mm F4ガイド鏡/ASI120MM Mini
- 【ソフトウェア】<撮影>APT3.84/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)
- 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン300・オフセット30・180sec x 68コマ/PHD2によるオートガイド
- 【処理法】
- 前処理(リニア):PixInsight – WBPP, ABE, DBE, PCC
- 後処理(ノンリニア):ステライメージ9・Photoshop CC
- 2×2ソフトビニング・640×640で切り出し
光害地の自宅からミューロン180CとComet BPフィルターで撮影した、かみのけ座の系外銀河M64。中心部の暗黒帯が目のように見えるので黒眼銀河と呼ばれている。
以前も同じ自宅からFLT98CFの直焦点(f=618mm)で撮影していたが、今回はそれに比べて3倍近い焦点距離なので、中心部の黒眼の様子がより詳細にわかる。
しかし外縁部は光害でよくわからない。春は系外銀河の季節と言うが、実際の春の空は晴れても透明度が悪い日が多く、系外銀河の外縁部の淡いところは光害カブリに埋もれやすい。今回も薄曇りのような白っぽい空だった。散光星雲ならQuad BPフィルターを使えばかなり改善するが、系外銀河ではフィルターの効果は薄い。
コメント