自宅で星空を背景に夜汽車を走らせたい。そう思い立った。ようするに「マイ銀河鉄道」。
動画を撮影して編集した(下のリンク)。
経緯は以下の通り。
実は最近、蒸気機関車(SL)がマイブームになっていて、コロナ禍の谷間の6月中旬には、門司港駅近くの九州鉄道記念館(C59など)を見に行き、ついでに熊本~鳥栖間でSL人吉(8620)を追っかけ撮影した。次に6月下旬、青梅鉄道公園(SL多数)に行き、そこから秩父鉄道まで行きSLパレオエクスプレス(C58)に乗車。さらに、真岡鐡道まで足を延ばし、SLもおか(C12)に乗車したあとSLキューロク館(9600・D51)を訪れた。
短期間に怒涛のSL巡りで、様々な出来事があって楽しかったのだが、このブログは天文ブログのため、あまり天文に関係ないことを多く書くと軸がブレてしまう(それでもたまに鉄道系の話を書いてしまうが)。
そこで天文とSLを絡めた話が出来ないかな、と思ったのだが、天文(宇宙)と鉄道の組み合わせで真っ先に出てくるのが「銀河鉄道」。というか、それしか思いつかない。「銀河鉄道の夜」とか「銀河鉄道999」とか。以前プラネタリウムで見たKAGAYAさんの銀河鉄道の夜は素晴らしかった。
それに似たことを自宅で出来ないかと思って、まず考えたのは、家庭用プラネタリウムの下で鉄道模型を走らせること。しかし家庭用プラネタリウムは天井に投影するので鉄道模型と合わせられない。そこで、ホームシアター用のスクリーンに星空画像・動画を投影し、その前にテーブルを置いて手持ちのNゲージを走らせることにした。
真っ暗にすると列車が見えなくなるので、部屋の照明を暗めに付けたが、そうするとスクリーンが明るく浮いてしまう。それに列車や線路にも画像が投影されてしまう。本当は大画面TVや液晶モニターが適しているのだと思う。
室内灯は停車していると暗いので、停止した状態での撮影は難しい。しかしこれだけ暗いと、走行時にはぶれてしまう。
Amazonでよく見かける「月のランプ」を購入して置いてみた。あまり期待していなかったが、なかなか良い感じ。
木星画像は、ここまで拡大すると粗が目立つ。これは処理済みの静止画だが、動画版ではCMOSカメラ動画をそのまま使っている。
これは土星面に列車の影を重ねるべきだった。
木星の動画を投影して、手前に月のランプを置いてみた。
列車自体に画像が投影されてしまうのを逆手にとって、影絵を撮ってみた。
動画撮影にはPENTAX KPを用いた。
スクリーンに投影された画像は結構ぼやけていて、それをさらに撮影するのは難しい。また拡大率が大きすぎるのか星の粒が膨らみ過ぎて見苦しい。画像処理控えめで星数が少ない画像のほうが良いかも。Nゲージはサイズが小さいので、液晶モニターぐらいの大きさのほうが適切かと思った。試しに8.4インチ液晶タブレットを背景に置いてみたが、これは逆に小さすぎた。
なお、Nゲージの汽車はKATOの「D51 498(副灯付)」。銀河鉄道ならC62かと思ったが、我が家にはC62は配備されていないので残念。
これまでYouTubeなどで流星群などの配信を見るとき、このスクリーンに投影してボーっと見ていたが、これからはこの「マイ銀河鉄道」を走らせながら見るのも面白いかと思う。また、バルコニーの望遠鏡やカメラレンズからのリアルタイム星空映像を背景にするのも一度やってみたい。
こうやって、自分の複数の趣味をコラボさせるのはなかなか楽しい。あとは「オーディオ」もあるが、このマイ銀河鉄道のBGMにハイレゾの音楽をかけるとか。冨田勲が似合いそうだが、著作権的にYouTubeへのアップロードは無理なので、自分だけで楽しむしかなさそう。
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