- 【環境】2023/2/25 19:31 ~ 21:20/兵庫県明石市/気温 4℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.1(月齢5.2の月明あり)
- 【光学系】R200SS + エクステンダーPH(1120mm F5.6)/ Comet BPフィルター
- 【カメラ】ASI294MC Pro
- 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/ガイド鏡:ミニボーグ50+クローズアップレンズNo.2/ガイドカメラ:ASI178MM
- 【ソフトウェア】<撮影>N.I.N.A 2.12/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)
- 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン200・オフセット30・120sec x 55コマ(合計110分)/PHD2によるオートガイド・ディザリングあり
- 【処理法】
- 前処理(リニア):PixInsight – WBPP, ABE, DBE, StarNet++,彗星核基準で加算平均
- 後処理(ノンリニア):PixInsight・ステライメージ9・Photoshop
- 2×2ソフトウェアビニング・トリミング有り・星は19:31時点の位置で合成
ZTF彗星(C/2022 E3)は現在おうし座を通過中で、光度はステラナビゲータによると7.8等。ずいぶん暗くなった。
最近天候に恵まれない日が続いていたが、昨夜(2023/2/25夜)は久しぶりに快晴になりそうだったので、春の系外銀河を何か撮影すべく、これも久しぶりにR200SSをバルコニーに持ち出した。ZTF彗星はかなり暗くなっているのでもう撮影することも無いと思っていたが、この鏡筒でZTF彗星を撮影したことは無かったので、春の星座が昇ってくるまでの空き時間にとりあえず撮影してみた。
結果としては、やはり光害地で7.8等の彗星というのは、20cmの鏡筒で撮影しても見栄えがしない。ただ、ダストの尾は短いながらまだしっかりと出ているのはわかる。
おそらく撮影はこれが最後になると思う。昨年(2022年)12月から撮影を始めて、最終的に23回(日)撮影することが出来た。自分としては「ヘール・ボップ彗星(21回)」を超える最多の撮影回数になった。これは自宅でもそれなりに撮影できる環境が出来ていたからだと思う。これまでのうち一番見栄えがした期間は、イオンの尾が明るくなりアンチテールも見えた1月下旬ごろだった。最大5等級程度の彗星にしてはなかなか立派な尾が見られて良かった。
これまでのまとめはこちら。
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