先日購入したトラバース自動導入経緯台とBORG60EDで太陽撮影を行い、結構使い勝手が良いと感じた。
そして今回は夜に晴れたので、月と二重星を同じ機材で撮影してみた。もちろん、太陽減光用のNDフィルターは外し、ソーラーファインダーは普通の3cmファインダーに付け替えた。
これらの経緯は下のYouTube動画にまとめている。
以下はこの動画の要点になる。
機材は以下の通り
- 鏡筒:ミニボーグ60ED + 1.4×テレコンバーターDG(490mm, F7.8)
- フィルター:なし
- カメラ:EOS60Da
- ファインダー: 3cm
- 架台:Acuter Optics トラバース自動導入経緯台
まず月を動画撮影した。焦点距離490mmとAPS-Cなので月は小さめ。そのためEOS 60Daのクロップモード(ピクセル等倍・640×480)で撮影した。すると月がはみ出すので、スマホアプリのキー操作で月面を移動させつつ撮影している。
後、静止画でも撮影してみた。
解像度はそれほど高くないが、気軽に撮るならこの程度でも良い。
スマホアプリに二重星があったので、試しに導入してみた。
まず、りょうけん座α(コル・カロリ)。
焦点距離490mmなので、ピクセル等倍クロップでもそれほど分解能は高くないが、コル・カロリの各距離は20”程度と大きいため、楽に分離して撮影出来た。
二重星は静止画で撮ると点が二つ並ぶだけで味気ないが、動画ではギラギラとした瞬きがあるので見栄えが良い。
次はさそり座β星「アクラブ」
こちらの各距離は13″程度とコル・カロリより短めだが、十分分離して見えた。
動画撮影時は自動追尾したが、1スターの適当な位置合わせでも数分程度ならはみ出さすに追尾してくれた。
今回の機材はコードレスで気軽に月や二重星を撮影できることが分かった。ただ、鏡筒が小さめで焦点距離が短いため、二重星については角距離が数秒程度になると厳しい。
ここはやはり9cmのマクストフ鏡筒が欲しいところ。
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