ハードSFの巨匠、故・ジェイムズ・P・ホーガン氏の1977年のデビュー作にして大傑作「星を継ぐもの」。日本での出版は1980年なので、もう40年以上も前になる。
私個人的には、今まで読んできたSF小説の中で3本の指に入る。初めて読んだ時、その展開で受けた衝撃は忘れられない(ネタばれを避けて語るのは難しい)。とにかくハードSF好きで、これをまだ読んでいない人がいるとしたら、もったいない。というか、うらやましい。私も記憶を消してもう一度読みたい。
なお続編として「ガニメデの優しい巨人」、「巨人たちの星」があり、3部作を構成している。
3部作として一旦区切りがついた後も、しばらくして「内なる宇宙」という続編が出た。この頃(1990年代)は(SFは)J・Pホーガンばかり読んでいた気がする。自分としてはクラークよりもホーガンの方が好みかもしれない。
なぜ今になってこの話を出すのかというと、この「星を継ぐもの」が創元SF文庫60周年記念の新版として7月に新たに出版されるらしい。
それを記念して、これまで発行された104版を全てtwitter上で集めるキャンペーンも実施されている(6月29日まで)。
私はつぶやかない人なので不参加だが、我が家の本棚にあった分はA-2さんがつぶやいて参加したようだ(A-2さんはダンチェッカー教授萌えだそうだ)。
その我が家の本棚にあった分は1993年10月8日発行の第39版。
ただ私が初めて読んだのはもっと前の80年代終わりごろなので、一度買い直したのかもしれない。結婚して実家を出たときのどさくさで、結構多くの本を処分したと思う。
もうかなり長い間読み返していないので、7月に出る新版を買ってみて、改めて読むのも良いかと思っている。続編(ガニメデの・・・~内なる宇宙)も新版で順次出るそうだ。
私は子供のころから宇宙が好きで、それに関連してSF映画やSF小説が好きだし、天体望遠鏡で宇宙を見るのも撮るのも好きになった。それは今まで何十年もずっと変わらない。
(2023/6/16追記)おお、有栖川有栖先生が参加してる。自分的にはかなり好きな作家で、学生アリス・作家アリスシリーズ共に結構読んだ。あとは鮎川哲也とか。
(2023/7/2追記)無事104版分をコンプリートしたそうだ。なんと第19版が無く、18版が2種類あったそうな。
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