惑星状星雲 M76(小あれい星雲)

惑星状星雲 M76(小あれい星雲)
M76 小あれい星雲 (ペルセウス座の惑星状星雲・光度12等・視直径2.3′ x 2.3’)
  • 【環境】2021/10/24 0:59 ~ 4:59 / 兵庫県明石市/気温 10℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.4(月齢17の月明あり)
  • 【光学系】ミューロン180C + 純正レデューサー(1780mm F9.9)/ CometBPフィルター
  • 【カメラ】ASI294MC Pro
  • 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/ガイド鏡:ミニボーグ50+クローズアップレンズNo.2/ガイドカメラ:ASI178MM
  • 【ソフトウェア】<撮影>APT3.88/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)
  • 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン300・オフセット30・180sec x 74コマ(合計222分)/PHD2によるオートガイド・ディザリングあり
  • 【処理法】
    • 前処理(リニア):PixInsight: WBPP, ABE, DBE, PCC, BlurXTerminator, NoiseXTerminator
    • 後処理(ノンリニア):ステライメージ9・Photoshop
    • ピクセル等倍・トリミングあり

光害地の自宅から撮影した、ペルセウス座の惑星状星雲M76。この星雲は形状や色合いがM27(こぎつね座のあれい星雲)に似ていてサイズが小さいことから「小あれい(状)星雲」と呼ばれている。

視直径が小さいので焦点距離の長いミューロン180C+レデューサーを用いて撮影し、ピクセル等倍で処理している。緑色の星雲の中に赤色が複雑に混じっているところなど、やはりM27に似た雰囲気となっている。撮影は2021年の秋に行っており、そのまま放置していたのを最近になってからやっと処理したのだが、2021年当時には未導入のBlurXTerminatorやNoiseXTerminatorを使っているので、当時の環境で処理するよりも良い結果になっているのだと思う。

また、撮影時には月齢17の満月過ぎの明るい月が出ていたが、星雲の輝度が高いためか、月明に負けずにしっかりと写ってくれた。

M76の場所は下図のとおり、二重星団h・χとアンドロメダ大銀河の中間ぐらいになる。

M76の位置
M76の位置

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