散開星団M67

散開星団M67
M67 (かに座の散開星団・光度6.9等・視直径30’)
  • 【環境】2025/4/26 19:54 ~ 21:08 / 兵庫県明石市/気温 17℃/光害レベル:SQM-L測定値=17.8
  • 【光学系】R200SS + エクステンダーPH(1120mm F5.6)/ Comet BPフィルター
  • 【カメラ】ASI294MC Pro
  • 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/ガイド鏡:ミニボーグ50+クローズアップレンズNo.2/ガイドカメラ:ASI178MM
  • 【ソフトウェア】<撮影>N.I.N.A 3.1/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)
  • 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン200・オフセット30・180sec x 25コマ(合計75分)/PHD2によるオートガイド・ディザリングあり
  • 【処理法】
    • 前処理(リニア):PixInsight: WBPP, ABE, DBE, SPCC, BlurXTerminator, NoiseXTerminator
    • 後処理(ノンリニア):ステライメージ10・Photoshop
    • 50%縮小・トリミングあり

光害地の自宅から撮影した、かに座の散開星団M67。

位置は下図の通り。

散開星団M67の位置

かに座には有名な散開星団M44「プレセペ星団」があるため、その陰に隠れてあまり話題にならない地味な散開星団。

この付近にはしし座の系外銀河やふたご座の散光星雲などの撮影対象が多くあるため、これまで撮影する機会がなかったが、今回中途半端に時間が空いたので、短時間で撮影できるこの散開星団を撮影してみた。

撮影前はあまり面白くないかと思ったが、画像処理してみると、青色とオレンジ色の星が混ざり合って輝く様子が浮かび上がってきて美しい。

それからよく見ると、M67散開星団の中に、ごく小さな系外銀河が存在することが分かる(下図参照)。

系外銀河 PCG3091105(光度 16.7等・視直径 0.70′ × 0.37’)

PCG3091105という番号がついている。恒星と見分けがつきにくいが、若干滲んでいて形が楕円形になっている。光度は16.7等、長径が0.7’と非常に小さい。

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