Lightroom3のノイズ低減機能

先日購入した「Photoshop Lightroom 3(LR3)」のノイズ低減機能を検証してみた。

元画像は昨年9月始め頃に撮影したM20(三裂星雲)のピクセル等倍画像。撮影時は残暑が厳しく、高原でも20℃は超えていたと思う。

こちら(↑)は、カメラのJPEG出力(高感度NR-ON、長時間NR-OFF)。
撮影の設定はISO800で5分だが、輝度ノイズ、カラーノイズ共にかなり目立つ。

この画像のRAWファイル(CR2)を、キヤノン純正のRAW現像ソフトDPPとLR3で、それぞれノイズ低減のレベルを変えながらRAW現像した。ダーク減算等の事前処理はしていない(今の私の環境では、ダーク減算後のRAW書き戻しは出来ない)。

結果はこちら(↑)。
DPPとLightroomで色を合わせきれなかった点はご容赦頂きたい。

左列がDPPで右列がLR3である。
上段から、「NR無し」、「NR中ぐらい」、「NR強め」の3段階となっている。この「中くらい」と「強め」は私が感覚的に勝手に決めたもので、同じ段のDPPとLR3が何らかの根拠を持って対応しているわけではない。

それに「強め」といっても、それぞれのソフトのノイズ低減設定の最強というわけではない。特に輝度ノイズ低減については、最強にしてしまうと両ソフトとも星像がぼやけてしまうので、(私が)許容できる範囲での「強め」にしている。色ノイズ低減については、DPPの「20」は最強設定だが、LR3は100が最強なので、まだ上がある。

なお、LR3のノイズ低減設定には他に「ディテール」があるが、これは初期値の「50」のままだ。

前置きが長くなったが、結果としてはLR3の方が良好だ。

まず、ノイズ低減無しの設定でも、DPPよりノイズが目立たない。カメラ出力のJPEG(高感度NR有り)に近い感じだ。

「強め」でも輝度ノイズはやや残るが、色ノイズはきれいに消えている。それでも小さめの星の色もちゃんと残っている。これで「ディテール」の数値を調整して詰めていくと、かなり良い結果が得られるのでないかと思う。

さて次は、同じLR3によるノイズ低減でも、RAW現像時に実施する場合と、現像後に一旦TIFFに書き出してから再度読み込んで実施する場合を比較してみた。また参考として、DPPでノイズ低減せずに現像してTIFFに書き込み、LR3でノイズ低減した場合、またステライメージ6(SI6)で同様にした場合も合わせて比較した。

結果はこちら(↑)。4つともノイズ低減のパラメータは同じ。

LR3によるノイズ低減は、RAW現像と同時でも、TIFFに一旦書き出し・再読込後でも同じになった(念のため、SI6で読んでファイル名を変えてTIFF保存したものからも試したが、結果は同じだった)。ということは、RAWレベルでノイズ低減している訳ではない、ということだろうか?

(2011/6/22追記、RAW現像時にノイズ低減した方が良いようです。詳細は別記事でまた改めて紹介します)。

DPP(ノイズ低減無し)のTIFF出力をLR3でノイズ低減した場合は、輝度ノイズがかなり残ってしまった。星の色もちょっと薄め。この輝度のノイズは、輝度ノイズ低減レベルを最強の100まで上げても残ってしまうこと確認した。

SI6からの画像は、星の色がかなり薄くなってしまった。ただし、SI6のRAW現像画像を他の画像と同程度の明るさになるようにレベル調整すると、どうしても星が膨らんでしまう。SI6の場合は先にデジタル現像かトーンカーブで調整した方が良かったかもしれない。
SI6のRAW現像は、そういうところがちょっと扱いにくい。

というわけで、LR3のノイズ低減はかなり効果が大きいということがわかった。
ある程度の画像補正も出来るし、価格が安くなっている今、AdobeのRAW現像部分を中心に使う目的なら、PSよりこちらの方がお得かもしれない。

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